研究課題/領域番号 |
12894007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
固体物性Ⅰ(光物性・半導体・誘電体)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 繁 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10005796)
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研究分担者 |
菅原 拓男 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (10006679)
松島 龍夫 北海道大学, 触媒化学研究センター, 教授 (30002116)
鈴木 章二 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10091703)
加藤 政博 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (30185871)
匂坂 康男 弘前大学, 理工学部, 教授 (80108977)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 放射光 / 第3世代高輝度光源 / 研究ネットワーク / 産官学連携 / 真空紫外線・軟X線 / 共同利用研究 |
研究概要 |
近年、電子蓄積リングから得られる、広いエネルギー領域の強力で高性能のシンクロトロン放射が、基礎科学に利用され、広い分野で有効な光原として認識されている。最近では、さらに輝度の高い第三世代光源が世界各地で建設され、これまで不可能だった新しい科学分野の発展が期待されるとともに、医療診断への応用等実用分野への展開も計画されている。 本課題の目的は、東北・北海道地域(北日本)に多数存在する放射光利用希望者の動向をふまえ、さらに、それら研究者の意向をとりまとめ、今後の放射光科学推進に反映させることである。また、現在、計画が進行している東北大学放射光計画に関して、北日本利用者にとってのネットワーク構築、全国の研究者による計画に対する要望などを討論することとした。 数回の打ち合わせの後、以下の内容で研究会を行った。 1.北日本研究者の放射光利用計画の学術的提案 2.放射光施設の利用体制についての要望 3.国内の放射光施設における利用体制の概要 4.北日本ネットワーク構築についての討論 5.新しい放射光施設建設に関する討論 参加者は研究分担者、東北・北海道地区大学の研究者、全国の主要な放射光研究者、学識経験者であるが、他に、放射光計画を持っている自治体関係者、東北地区の産官学連携推進機関関係者にも講演を依頼した。2日間(H12年12月5、6日)の研究会では学術的講演とともに、ネットワーク構築に関する議論や、新しい放射光施設建設に関して活発な討論が行われた。 この研究会で、ネットワーク構築に関して包括的に議論したが、活動の継続的な財源の裏付け、人的資源の確保等の必要性が明らかになった。そして、今後ともあらゆる機会を通じて北日本地域の研究ネットワークについて考えてゆくことになった。 全体会議の成果を報告書としてまとめた。
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