研究課題/領域番号 |
12894019
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
生態
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
河田 雅圭 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90204734)
|
研究分担者 |
横山 潤 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80272011)
牧 雅之 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60263985)
千葉 聡 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10236812)
久保田 耕平 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30272438)
曽田 貞滋 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00192625)
|
研究期間 (年度) |
2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
|
キーワード | 種分化 / 生殖隔離 / 生物多様性 / データベース / 理論的研究 / 生態学的研究 / 分子生物学的研究 |
研究概要 |
生殖隔離がどのようなメカニズムで進化したかという問題の解明は、地球上での多様性創出の原因を考える上でも重要なテーマの一つである。この問題を「種分化のメカニズムの解明」と「種分化と生物の多様性の関係」から探る研究を押し進めるために、2回の会合を東北大学(仙台)で開催した(11月と2月)。会合では、植物、動物、微生物の対象生物について、理論的研究、分子生物学的研究、生態学的研究、生物地理学的研究、古生物学的研究について討論が行われた。討論の結果、種分化メカニズムの解明のための研究には、(1)交配や資源利用にかかわる遺伝メカニズムを分子レベルで解明する必要性であること、(2)自然界での多様性のプロセスを解明するためには、グローバルな視点からの多様性のパターンの解析が必要であり、そのためには個体をベースとたデータベースが必要であるということ、(3)どのように生態的な要因が種分化の促進に関わっているかを実証研究すること、(4)実際の生物に応用できる理論的研究の発展がのぞましいこと、などが確認された。 また、今後の新たな研究計画に利用できるように、種分化研究の文献データベースの作成や一部計測データのデータベースの作成を行った。今回の成果は、日本生態学会でのシンポジウム「生物多様性の進化機構の解明」などで公開されるほか、雑誌での特集記事として企画している。また、継続的に論議し、今後、大きなプロジェクト研究として計画予定である。
|