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ショットレス・ピーニングによる表面改質法確立のための企画調査

研究課題

研究課題/領域番号 12895003
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関東北大学

研究代表者

祖山 均  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90211995)

研究分担者 清水 誠二  広島工業大学, 工学部, 教授 (80154293)
服部 修次  福井大学, 工学部, 教授 (00143933)
山中 将  東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (20292229)
太田 訓郎  新東工業(株), ピーニングセンター, 主任担当員(研究職)
高野 義夫  TDF(株), 宮城工場, 技術開発室室長(研究職)
研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード表面改質 / ピーニング / キャビテーション / レーザ / ウォータジェット / 疲労強度 / 表面粗さ / 衝撃力
研究概要

本研究では、機械材料を高強度化する表面改質法についてショット・ピーニングの知見を踏まえて、鋼球などのショットを用いない次世代表面改質法を日本から世界に向けて発信するために、キャビテーション、ウォータジェット、レーザ等によるショットレス・ピーニング法および同法の応用の可能性について調査を行った。
1.種々の手法別・適用例別の調査 ショットレス・ピーニングの手法として、キャビテーション、ウォータジェット、レーザによる方法を取り上げ、ショット・ピーニングと比較検討しながら、各手法の特徴を調査した。その結果、原子力プラントの保全技術や航空機部品の表面改質質に、ショット・ピーニング、キャビテーション噴流、ウォータジェット、レーザが用いられていることが明らかになった。またキャビテーション噴流による鍛造用金型の表面改質の有効性を呈示した。
2.学問的分類による調査 キャビテーションによるピーニングを取り上げて、回転曲げ疲労試験によりショット・ピーニングと疲労強度を比較検討した結果、同様に疲労強度を向上できること、表面粗さの増大が極めて少ないことを明らかにした。
3.ショットレス・ピーニングの現状技術の把握 レーザによるピーニングは加工コストがショット・ピーニングの約10倍であること、ウォータジェットを用いる場合には高圧プランジャポンプが高価であるために初期コストが高いこと、それに対し、キャビテーション噴流を用いる場合にはキャビテーション気泡の崩壊衝撃力を有効利用するので低コストで表面改質を施工できる利点が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] H.Soyama (T.Kusaka and M.Saka): "Shotless Peening of Tool Alloy Steel SKD61 by Using Cavitation Impacts"Proceedings of International Workshop on Sensing and Evaluation of Materials System. 117-122 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] K.Ohta: "Peening Sensor"Proceedings of International Workshop on Sensing and Evaluation of Materials System. 123-128 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 清水誠二: "ウォータージェット技術の基礎と現状"日本機械学会2000年度年次大会資料集. V. 519-520 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 山中将(北村賢一,浅野純一,増山知也,井上克己): "清浄鋼浸炭歯車の曲げ疲労強度"東北支部多賀城地方講演会講演論文集. 001-2. 151-152 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 祖山均,高野義夫(柘本雅一): "キャビテーションによる金型のピーニング処理"鍛造技報. 82号. 53-57 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 祖山均(熊野弘之,斎藤健一,坂真澄): "キャビテーション・ショットレス・ピーニングのアルメンストリップによる評価"日本機械学会東北支部第35期総会・講演会講演論文集. 01-1(発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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