研究課題/領域番号 |
12895007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小澤 一雅 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (80194546)
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研究分担者 |
日比野 誠 長岡技術科学大学, 環境建設系, 助手 (90313569)
大内 雅博 高知工科大学, 社会システム工学科, 講師 (80301125)
野口 貴文 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80208321)
湊 隆幸 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 助教授 (70271591)
岸 利治 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90251339)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 自己充填コンクリート / オランダ / スェーデン / 台湾 / 実用化 |
研究概要 |
本研究の目的は、2001年10月にわが国で開催予定の自己充填コンクリートに関する国際シンポジウムのための企画立案を行うことである。韓国・台湾などの東アジア諸国および英国・オランダ・北欧を含む欧州諸国における自己充填コンクリートの実用化に関する調査を実施し、以下の結果を得た。 (1)欧州では、オランダおよびスェ-デンにおいて普及が進んでおり、前者は工場製品で、後者は生コンクリートとしての利用が多い。 (2)欧州では、英国・仏国・独国・ノルウエー等において盛んに研究が実施されており、国境を越えた共同研究も見られる。 (3)東アジアでは、台湾において普及が進んでおり、特に、1999年9月に発生した大地震の後、コンクリートの品質に関する一般の関心が高まり、生コンクリートとしての利用が進んでいるようである。 また、わが国の高知においては、自己充填コンクリートを一般に利用するための取り組みを高知県・生コンクリート工業組合・高知工科大学が共同で進めている。 シンポジウムは、10月23日〜25日の3日間とし、招待講演や委員会報告を含めて次のようなセッションを設けることとした。 (a)配合や材料に関するセッション (b)自己充填性などのフレッシュコンクリートの特性・その評価に関するセッション (c)構造性能や耐久性能などの硬化後の特性に関するセッション (d)施工を含めた適用事例に関するセッション (e)実用化・普及のための取り組みを含む各国の現状紹介や委員会活動報告に関するセッション 普及が進んでいるオランダ、スェ-デン、台湾からは、招待講演をお願いすることとし、RILEMの委員会で纏められた技術の現状に関する報告もわが国の現状と合わせて実施することとした。それぞれの国における環境や技術の現状を踏まえたうえで、自己充填コンクリートの今後の発展の方向について、議論が深まることが期待される。
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