研究課題/領域番号 |
12898016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立極地研究所 |
研究代表者 |
福地 光男 国立極地研究所, 南極圏環境モニタリング研究センター, 教授 (80099936)
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研究分担者 |
渡邊 修一 北海道大学, 大学院・地球環境研究科, 助教授 (00167131)
若土 正暁 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (60002101)
小達 恒夫 国立極地研究所, 研究系, 助教授 (60224250)
石丸 隆 東京水産大学, 水産学部, 教授 (90114371)
小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 南極海 / 地球環境 / 極域海洋観測船 / 共同研究体制 / 特定領域研究 |
研究概要 |
本研究課題の目的は大きく3つあり、(1)南極海洋総合研究計画実施へむけての国内外の研究組織の構築、(2)現場観測に適した砕氷・耐氷型専用観測船の調査、そして、(3)特定領域研究への準備であった。国内における南極海洋総合研究計画のサイエンス・プランの立案は、平成10年度以降特に日本海洋学会のシンポジウムなどを通して検討を重ねてきた実績を基にして、大きく4つの研究課題が取り上げられた。すなわち、「南極海氷と底層水形成が気候に果たす役割の解明」、「生物生産と気候とのフィードバック機構の解明」、「海洋表層-中・深層-海底間の物質交換と海氷の役割の解明」、及び、「大陸分裂と南極海の形成過程及びその原動力の解明」である。更に、個々の研究テーマについて情報交換を行い、最終的にはいくつかのテーマをまとめた複数の研究グループを整理し、各グループ代表者による検討会を開催し、国内研究体制を整えた。同時に主要研究対象海域をインド洋区と定めた。また、オーストラリアは、同区にてこれまでの研究実績を有しており、更なる密接な共同研究体制の確立のため、極地研でのシンポジウムの折に豪州研究者を招き、また、豪州の南極中核機関にて関連研究者間の検討会を開催した。 これらの成果は学会での数多くの口頭発表や学会誌などに公表された。専用観測船については7月に東京で開催された南極研究科学委員会のおりに各国の情報を収集した。この中で特に可能性があるニュージーランド及びノルウエーが有する極域海洋観測船については、機会をとらえて船そのものの現地調査を行い、本計画への有用性を検討した。これらの活動と並行して特定領域への申請を検討し、研究項目として6課題計画研究班を組織し、11名の研究代表者及び、48名の研究分担者からなる「南極海と地球環境に関する総合的研究」をとりまとめ、申請手続きを済ませた。
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