研究課題/領域番号 |
12898017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
青山 勲 岡山大学, 資源生物科学研究所, 教授 (10026239)
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研究分担者 |
藤田 正一 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (10143314)
畠山 成久 国立環境研究所, 地域環境研究グループ, チーム・リーダー (60124351)
岡村 秀雄 岡山大学, 資源生物科学研究所, 助手 (90253020)
若林 明子 , 東京都・環境保全局環境科学研究所, 部長
田辺 信介 愛媛大学, 沿岸環境科学研究センター, 教授 (60116952)
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研究期間 (年度) |
2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 内分泌攪乱化学物質 / 生態毒性評価 / バイオアッセイ / 運命 |
研究概要 |
有害化学物質による環境汚染は、内分泌攪乱化学物質の存在の発見によって、一層緊急な課題となってきた。このような状況の下で、本研究は世界のエコトキシコロジー研究の動向を把握しつつ、一方では我が国における現状を分析し、内分泌攪乱化学物質による環境汚染及び生態系への影響評価についての研究を行うことを目的とする。また本企画調査研究は、特に内分泌攪乱化学物質を対象として、研究のプライオリティーを明確にしつつ、どのように研究を進めていくべきかを明らかにすることである。このために3つの研究グループを構成した。 第1グループ:バイオアッセイの手法に関する研究 本研究グループは、内分泌攪乱化学物質の生態影響を評価するための個別の手法の問題点課題について検討した。高等動物に対しては様々な方法が提案されているが、生態系に及ぼす毒性評価法はまだきわめて不十分である。まずは内分泌攪乱化学物質が生態系に及ぼす毒性作用の現象そのものにつての知見が必要な段階である。 第2グループ:内分泌攪乱化学物質の環境における運命に関する研究 本研究グループでは、外洋における内分泌攪乱化学物質による影響の実態について、海洋哺乳動物に関するデータの整理を行った。また河川における内分泌攪乱化学物質の動態について、分析化学的な研究を行い、環境資料を濃縮することにより、検出されることが明らかになった。 第3グループ:内分泌攪乱化学物質の生態系に及ぼす総合的な影響評価に関する研究 上述のように、内分泌攪乱化学物質の環境中における存在が、世界の高等動物に現れた異変から認識されるようになったが、内分泌攪乱化学物質の生態系に及ぼす影響そのものをどのように評価するかについての考え方の確立がまず望まれるところである。
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