研究課題/領域番号 |
12F02051
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
片岡 一則 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授
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研究分担者 |
WANG Ming 東京大学, 大学院工学系研究科, 外国人特別研究員
WANG Ming 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2012年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ドラックデリバリー / ナノ材料 / がん |
研究概要 |
本研究では、近年著しい成長を遂げているドラックデリバリーシステム(DDS)の中にあって、リガンド分子を搭載する制がん剤内包高分子型ミセルを用いたDDSを開発することである。平成25年度は、がんの治療抵抗性の要因として注目されているがん幹細胞(CSC)を標的としたリガンド導入した抗がん剤搭載高分子ミセルの開発を行った。具体的には、がん幹細胞マーカー(CD44v)陽性の固形がんモデル(OSC-19}に対する制がん剤包ミセルの有効性について検証した。また、リガンド分子としては環状RGDペプチド(cRGD)を使用した。CSCはcRGDのターゲットとなるαvβ3/5インテグリンを過剰発現していることが報告されており、cRGDリガンドの活用はミセルによる治療効果を増強させることが可能であると期待された。実際、OSC-19の皮下移植モデルに対して制がん剤内包ミセルならびにcRGD導入制がん剤内包ミセルを投与して腫瘍増殖抑制効果を検討したところ、cRGDによってミセルの効果が増幅することが確認された。また、cRGDを導入したミセルはリガンドを導入していないミセルと比較すると2倍量の投与が可能であることも確認されている。これは、cRGDの導入されたミセルが肝臓から胆汁へactiveに移行することによって腫瘍組織以外での抗がん剤の毒性を低減させた結果であると推察される。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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