研究課題
特別研究員奨励費
本研究はホウ素過剰に耐性の微生物のホウ素耐性機構を明らかにするとともに、ホウ素耐性微生物を新たに検索することを目的とし進めて来た。これまでのAhmed博士の研究によって、複数のホウ素過剰性を示す新種細菌が同定されており、これを基にして、二つの柱で研究を進めてきた。一つ目はこれまでにAhmed氏が同定した飽和濃度のホウ酸に耐性かつホウ素要求性の細菌のゲノム配列解析と、変異株の解析を通じて、超高濃度のホウ素に耐性を示す仕組みやホウ素要求性となる仕組みを分子レベルで明らかにすることであり、これについては、ゲノム配列解析結果を論文発表するとともに、微生物のプロテオーム解析を行い、ホウ素に応じて蓄積の変化するタンパク質を見いだした。またパキスタン等の土壌から新たな微生物を同定し論文報告した。これらの研究によって細菌とホウ素の関係の一端を明らかにすることができた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件)
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