• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新しい非線形分光法による固体界面の電荷ダイナミクスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12F02504
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 物理化学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

田原 太平  独立行政法人理化学研究所, 田原分子分光研究室, 主任研究員

研究分担者 MYALITSIN Anton  独立行政法人理化学研究所, 田原分子分光研究室, 外国人特別研究員
MYALITSIN Anton  独立行政法人理化学研究所, 田原分子分光研究室, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2014-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2013年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2012年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード界面 / 非線形分光 / ヘテロダイン検出 / 埋もれた界面 / 電子和周波分光 / ダイナミクス / 電荷分離 / フェムト秒
研究概要

界面は広い科学・技術の分野で重要とされる場であり、そこにおける現象・ダイナミクスの理解は大変本質的であるが、未だ進んでいない。われわれはこのような問題意識をもとに、これまで一群の新しい界面選択的非線形分光法を開発してきた。本研究は、われわれが開発したヘテロダイン検出和周波発生(HD-SFG)法およびそれらの時間分解測定を用いて固体界面の電荷ダイナミクスを明らかにすることである。これまでにバルク中の電荷分離・電荷再結合のダイナミクスは様々な方法によって研究されているが、界面でのダイナミクスはほとんど分っていない。
現実系に近い固体界面での研究を行うには、まず、これまで気/液界面あるいは気/固界面のような片側が開放形の界面にしか適用できなかったHD-SFG分光を、固/液界面のような埋もれた界面にも適用できるようにしなければならない。HD-SFG法では界面で発生する和周波信号光電場の振幅と位相を測定することによってバルク試料の吸収スペクトルと直接比較可能な界面スペクトル(Im_x<(2)>)を測定する。これをこれまで固液界面に応用できなかったのは、埋もれた界面で生じる信号の位相を校正することができなかったからである。そこで振動スペクトルを測定するHD-SFG (HD-VSFG)実験において、埋もれた界面からの信号の振幅、位相を校正する方法を開発した。具体的にはガラスに金を蒸着し、これを試料と同じ配置で測定して参照試料とすることにした。さらに、単分子膜をガラス板上に作成し、それを空気側からとガラス側からレーザーを導入してx^②スペクトルを測定し、これを比較することで標準試料からの信号の位相校正を行うという方法を考案した。これを用いることで、強度と位相が校正されたガラス/水界面の水のOH伸縮振動領域のHD-VSFG測定に成功した。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Towards Heterodyne-Detected Sum-Frequency Generation from Buried Glass-Water Interface2013

    • 著者名/発表者名
      MYALITSIN Anton
    • 学会等名
      第7回分子科学討論会
    • 発表場所
      京都テルサ(京都府)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [備考] 田原分子分光研究室ホームページ

    • URL

      http://www.riken.go.ip/lab-www/spectroscopy/index.html

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi