研究課題/領域番号 |
12J00743
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
山田 嘉徳 関西大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2012年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 状況的学習 / 卒業論文 / ゼミ / 高等教育 / 学びのトラジェクトリー / トライアンギュレーション / 卒論への態度スケール / 質的・量的検討 |
研究概要 |
本研究のねらいは、卒論作成過程の内実とその成果を大学ゼミの文脈(状況)から捉え直し、継続的なフィールドワークによって長期にわたり収集されたデータを調査指標として活用しながら、卒論作成に伴う参与という活動がもたらす学習観を新たに再構築することである。本年度は3つの研究課題を設定・実行した。 ①卒論への態度スケールからみた卒論作成過程の学びの量的検討 : 卒論作成の状況特性を質的に深く探る目的から、大阪府下私立大学専門教育課程における教育・心理学分野の1つのゼミ(4年次生10名)を対象に、半構造化されたインタヴュー調査、及び回想法による質問紙調査(卒論への態度スケール(SAG25))を実施した。その結果、卒論作成における学びにおいて、「社会性獲得」、「知性創造性獲得」、「積極的問題解決」を高めること、「不安・懸念」、「受動的課題遂行」を低めることを明らかにした。 ②ゼミでの対話と成員性の観点からみた卒論作成過程の学びの質的検討 : 卒論作成における学びの意味づけの変容という現象を、(1)学生同士の互助支援におけるディスコースの特徴、及び(2)学生同士による互助行為からメンバーシップが獲得される形態の2つの観点から明らかにした。 ③状況的学習(SL)理論に基づく学びの理論研究 : 文献レビュー、海外での研究交流を通じ、SL理論に基づく卒論作成過程を質的・量的に検討するための方法論の整備を行った。具体的には、複線径路等至性モデル(TEM)、対話的自己(DS)理論を介し、SL理論に基づく卒論を通じた学習研究の特色を考察した。 以上の知見を手がかりに、協同的な学びにおける「リソースの社会的配置」という視点を新たに示し、卒論作成に伴う参与という活動を基礎に据えた学習論としてまとめ、SL理論の観点から卒論作成における教育実践への示唆を論じた。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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