研究課題/領域番号 |
12J00801
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(理論)
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研究機関 | 島根大学 (2014) 北海道大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
高橋 亮 島根大学, 総合理工学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,630千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2012年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 余剰次元 / クォーク・レプトン / 世代混合角 / 右巻きニュートリノ / ヒッグス / ニュートリノ / ニュートリノ無し二重β崩壊 / 宇宙マイクロ波背景幅射 / 余剰次元理論 / 波動関数 / マヨラナ質量 / 湯川結合定数 / 暗黒物質 |
研究実績の概要 |
余剰次元空間上に点状相互作用導入した余剰次元型を構築した。この型において、ゲージ場、物質場、ヒッグス場に対し、相互作用の適切な位置を選択することにより、実験で測られている軽いアクティブニュートリノ質量、階層的な荷電レプトン質量、レプトンの世代混合角を同時に説明できることを指摘した。この模型の特徴として、これらの物理量は、シーソー機構やフレーバー対称性を導入すること無く説明されている。また、この模型は、レプトンセクターだけでなく、クォークセクターの質量スペクトルと世代混合角も説明することができる。そして、この模型の予言の一つとして、クォークセクターとレプトンセクターのCP位相が同一となることを指摘した。この模型は、これまでの電弱精密測定、及びLHC実験からの制限も全て満足することができる。上述した模型の構築に加え、右巻きニュートリノの役割についての考察も行った。右巻きニュートリノは、シーソー機構による軽いアクティブニュートリノ質量の実現やレプトン生成機構による宇宙のバリオン非対称性の生成において重要な役割を果たすことが知られているが、宇宙のインフレーション模型、ダークマター模型においても重要な役割を果たすことができることを指摘した。特に、これまでのヒッグスインフレーション模型に右巻きニュートリノとゲージー重項スカラー粒子を導入し、これらの質量をそれぞれ約10^14GeV、1TeVにとることで、BICEP2実験によって報告されたスカラーテンソル比(≒0.2)、実験で測られるトップクォーク質量の中心値(173.34GeV)、そして、ヒッグス質量の中心値(125.6GeV)を全て同時に説明できることを指摘した。
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現在までの達成度 (段落) |
本研究課題は廃止承認課題であり、平成26年度が最終年度のため記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は廃止承認課題であり、平成26年度が最終年度のため記入しない。
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