研究課題/領域番号 |
12J00932
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
清水 良彦 九州大学, 人間環境学研究院, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 授業分析 / 授業研究会 / 子どもの参加 / 保護者の学校参加 / 授業の事実 / 重松鷹泰 |
研究概要 |
本研究の目的は、授業分析の新たな実施主体として子どもや保護者が参加する「子どもによる授業分析」及び保護者による授業分析」を開発・実施し、授業実践の多面的な解釈・分析を可能とする新たな授業分析方法を開発することである。本年度は①研究対象校における授業分析の実施、②文献研究・学会参加・論文作成の2点を進める計画を立てた。それに対し、②文献研究・学会参加・論文作成において、査読有論文2本が学会誌に掲載されるとともに、博士論文を提出するなど顕著な進展がみられた。前者は「保護者による授業分析」に関わる、保護者の授業分析視点の研究及び保護者による授業分析プロセスの研究である。後者は本研究で進めてきた「子どもによる授業分析」に関する研究を中心にまとめたものである。一方、①研究対象校における授業分析の実施については十分に取り組むことができなかった。本年度は研究成果の公表に重点を置き、特に博士論文の執筆・提出に向けて作業を進めたため、新たに授業分析を実施しなかった。ただし、この点については、平成24年度の研究データの蓄積により本研究の進展に大きく影響することはなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度は授業分析の実施において計画の変更を行ったものの、研究成果の公表が順調に進展し、2本の査読有論文を発表するとともに、博士論文を提出することができ、「おおむね順調に進展している」という達成度が適切である。
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今後の研究の推進方策 |
本研究に残された大きな課題は、「子どもによる授業分析」及び「保護者による授業分析」を広く学校現場で援用可能な授業分析方法として洗練することである。特に、授業分析の実施による授業者、子ども、保護者の変容プロセスを明らかにする必要がある。今後も、継続して本研究課題に取り組んでいきたい。
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