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視覚障害児・者の発達段階に応じた発達課題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12J01149
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 特別支援教育
研究機関筑波大学

研究代表者

奈良 里紗  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2012 – 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード視覚障害 / 教育相談 / 相談ニーズ / 視覚特別支援学校
研究概要

本研究では視覚障害児・者の発達段階に応じた発達課題を明らかにすることを最終的な研究目標として実施している。本年度は、16校の視覚特別支援学校から得られた2005年から2009年に実施された教育相談記録1579ケースの分析を行うとともに、学校心理学や教育心理学分野における教育相談や発達課題に関する国内外の先行研究について情報収集を行なった。
昨年度までの研究で、乳児期は育児・発達相談、幼児期は就学相談、小学生期は学習相談との関連がそれぞれ明らかになった。今年度の研究では、相談内容と来談回数の関連について分析を行った。結果、乳児期では主要な相談内容である育児・発達相談は来談回数も複数回であり、継続的な支援につながっていることが示唆された。一方、幼児期及び小学生期では、主要な相談内容の来談回数が1回限りであるもの(単発相談)と複数回にわたる相談であるもの(継続相談)がほぼ同じ割合であった。この原因については、今後、さらに相談内容を質的に分析をすることで解明を試みる予定である。幼児期では、見え方・眼疾相談は継続的な相談が多いことから、親が視覚障害児の見え方を理解するためには一度の相談では解消されない内容であることが推察される。また、小学生期では補助具相談で単発相談が多いことが示された。従来より補助具相談は継続的な訓練が必要であることが指摘されていることから、小学生期の補助具相談がなぜ単発相談になることが多いのかについてもさらに検討する必要性が示唆された。
なお、本研究の結果は日本特殊教育学会にて発表を行なった。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 視覚特別支援学校における教育相談の現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      奈良里紗・相羽大輔
    • 雑誌名

      障害学研究

      巻: 8 ページ: 176-181

    • NAID

      40019412307

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 視覚特別支援学校の教育相談における来談回数と相談内容の関連2013

    • 著者名/発表者名
      奈良里紗、柿澤敏文
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 発表場所
      明星大学(東京都)
    • 年月日
      2013-09-01
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 視覚特別支援学校における教育相談ニーズに関する諸要因の検討2012

    • 著者名/発表者名
      奈良里紗・柿澤敏文
    • 学会等名
      日本教育心理学会第54回総会
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県)
    • 年月日
      2012-11-25
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 視覚特別支援学校の教育相談における相談記録の分析-来談のきっかけを中心に2012

    • 著者名/発表者名
      奈良里紗
    • 学会等名
      第13回日本ロービジョン学会学術総会
    • 発表場所
      文京シビツクセンター(東京都)
    • 年月日
      2012-10-06
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 視覚特別支援学校の教育相談における相談内容の分析2012

    • 著者名/発表者名
      奈良里紗・柿澤敏文
    • 学会等名
      特殊教育学会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
    • 年月日
      2012-09-28
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

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