研究課題/領域番号 |
12J01240
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
東 寅彦 大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | コヒーシン / 姉妹染色体接着 / XEco2 / アセチル化 / Sororin / 4-pentynoyl-CoA / ツメガエル卵抽出液 / Smc3 / DNA複製 |
研究概要 |
DNA複製と協調した姉妹染色体接着成立の機構を明らかにするために、ツメガエル卵抽出液を用いてコヒーシンアセチル基転移酵素(CoAT)の機能とその制御を解析してきた。卵抽出液では2種類あるCoATのうちXEco2が主に接着を担っており、XEco2の染色体への結合はDNA複製課程の初期反応である複製前複合体pre-RCの形成と協調していることを前年度までに発見した。一方、XEco2はDNA複製と協調したSororinのリクルートにも必要である。XEco2に依存したSororinの染色体への結合機構の解明を今年度の研究目標とした。XEco2がDNA複製の間においても機能するのかを明確にするために、XEco2をs期特異的に失活させたところ、Sororinの染色体へのリクルートは見られないことが明らかになった。したがって、XEco2の機能はDNA複製の間においてもSororinのリクルートを促していることが初めて示唆された。さらに、XEco2のN末領域にSororinのリクルートに必須な2つの保存motifを発見した。これらmotifの変異体ではコヒーシンサブユニットSmc3のアセチル化に影響がなかったことより、Sororinのリクルート課程においてSmc3以外の基質のアセチル化が関わると予想した。CoATの新たな基質探索のために、ツメガエル卵抽出液とアセチルCoAのanalo9である4-pentynoy-CoAとを用いて、網羅的なアセチル化基質探索系の構築に努めた。その結果、XEco2に依存したSmc3の修飾を特異的な抗体を用いることなく検出することが可能となった。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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