研究課題/領域番号 |
12J01693
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(理論)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野村 紘一 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | massive gravity / bimetric gravity / AdS/CFT / 一般相対性理論 / 重力子 / 量子重力 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度に続きdRGT massive gravity 及びその自然な拡張であるbimetric gravity のAdS/CFT 対応への応用について研究を行った。 AdS/CFT対応のmassive gravityへの適用は、散逸系など物性分野への応用上重要である。しかし、dRGT massive gravityは理論内部だけでは決まらないnon-dynamicalな場を含む奇妙な理論となっているため、その自然な拡張であるbimetric gravityを基本としてAdS/CFT対応への応用を研究した。標準的なAdS/CFT対応では、GKP-Witten関係式を用いてバルクの重力理論から境界の物質場の情報を切り取るが、bimetric gravityにおいては、ふたつのmetricが存在するためGKP-Witten関係式からの情報の読み取リ方は明らかではない。そこで、ふたつのmetricそれぞれに対応して、ふたつの境界があるという描像でGKP-Witten関係式の解釈を行うことを提案し、その妥当性を探るためfirst order hydrodynamic limitにおける具体的な計算を行った。計算の結果、バルク側のbimetric gravityに対応して、境界側では2成分流体が出現することが明らかになり、各流体成分の圧力と粘性を具体的に求めた。この結果はbimetric gravityにおける、我々のGKP-Witten関係式の解釈方法の妥当性を強く示唆するものである。一方、dRGT massive gravityのAdS/CFT対応への応用の研究も行い、バルク側にdRGT massive gravityのみしか置かない場合は、境界側の流体の圧力が0となってしまい他の方法からもとめた値と一致せず、inconsistentな結果となることも明らかになった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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