研究課題/領域番号 |
12J02714
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 美野梨 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | グリーンランド / 北極 / 国際政治学 / 気候変動 / 自治 / 自己決定権 / 資源開発 / デンマーク / 北極圏戦略 / 境界問題 / A8/A5 / 地理的・法的近接性 / 境界確定・画定 / 航路開発 |
研究実績の概要 |
最終年度は、論文・エッセイの寄稿や国内・国外学会での研究報告等のアウトプットに精力を注いだ。その結果、共編著1冊(2015年8月刊行予定)、共著2冊(うち1冊は2016年3月刊行予定)、学術論文3本(うち1本投稿中)、研究報告を国内外合わせて10度(受理4本含む)行った。国立民族学博物館・企画展協力や全国紙への寄稿をはじめ、アウトリーチ活動も積極的に行った。年度中には、本研究の土台として位置付けられる拙著『自己決定権をめぐる政治学』(明石書店、2013年)に対して、地域研究コンソーシアム登竜賞、日本島嶼学会研究奨励賞を受賞した。
研究成果を発表する際に特に意識したのは、北極海沿岸諸国の権力関係と国内政治をどのように架橋するかという点であった。内外の人文社会科学系研究には、「国家主導の環北極海地域協力等のガバナンス形成をめぐる動き」や「国家・地域間合意・規範と地域の政治関係」に焦点をあてるものが多く、国家戦略との係わりの中で極域に居住し生活を営む人たちが、どのような考えに基づき行動しているかという視点が抜け落ちていた。言い換えれば、普遍的な科学を志向し、当該地域の権力関係を明らかにしようとする研究と、ステークホルダーとしての生活者(主に先住民族)の伝統的知見に耳を傾けようとする研究を架橋するような視点が欠落していた。
そこで、最終年度は、代表者によるこれまでの成果をふまえ、自治をめぐる新たな分析概念としての「対外的自治」と「対内的自治」を援用しながら、生活者としての北極圏先住民族と北極のガバナンス形成の変遷を通史的に描くことで、自治研究と境界・ガバナンス研究を架橋させることに力を注いだ。その成果の一つは、デンマークの北極圏戦略を「地理的中立」という分析概念によって説明する論文として、年鑑(Arctic Yearbook2015)に掲載される予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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