研究課題/領域番号 |
12J02931
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安藤 満 京都大学, 薬学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / インターフェロン / C型肝炎 / ターゲッティング / 腫瘍血栓 / マイクロRNA / リポプロテイン |
研究概要 |
本年度は、持続的なIFNγ供給による治療抵抗性慢性C型肝炎治療の有効性を検証した。検証には一過性の遺伝子発現が得られるプラスミド骨格と持続的な遺伝子発現が得られるプラスミド骨格に、ヒトIFNγcDNAを挿入することで2種類のヒトIFNγ発現プラスミドを用いた。検証には、HCVlb型感染ヒト肝細胞キメラマウスにヒトIFNγ発現プラスミドを用いて遺伝子導入し、ヒトIFNγ発現による抗HCV効果を評価した。C型肝炎モデルマウスに一過性ヒトIFNγ発現プラスミドを遺伝子導入したところ、評価に用いた全てのマウスから観察期間終了時にHCVRNAが検出された。その一方で、持続型ヒトIFNγ発現プラスミドを遺伝子導入したC型肝炎モデルマウスにおいては、ヒトIFNγ発現が非常に低い1例を除き、6例中5例のマウスにおいて長期に渡り血清中、および、肝臓中HCVRNAの除去に成功した。以上のことから、治療抵抗性C型肝炎治療に対しては、ヒトIFNγを持続的に供給することが有効な治療手段となりうることが示された。 また、腫瘍血栓を標的とすることで、1FNγの腫瘍選択的デリバリー法の開発を試みた。腫瘍血栓指向性の賦与には血栓指向性ペプチドであるCREKAを選択し、これを融合したIFNγ-CREKA発現プラスミド、また、腫瘍特異的にIFNγとCREKAが切断されるIFNγ-MMP-CREKA発現プラスミドを構築した。固形腫瘍モデルマウスを用いて、構築したプラスミドを遺伝子導入し、その治療有効性を評価した結果、IFNγ-CREKA発現プラスミド投与群と天然型IFNγ発現プラスミド投与群の腫瘍サイズに有意差は認められなかった。一方で、IFNγ-MMP-CREKA発現プラスミド投与群では、天然型IFNγ発現プラスミド投与群と比較して、有意に高い腫瘍サイズの減少が認められた。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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