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最適な推定を提供するサンプリングタイミングの決定法とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 12J03184
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関大阪大学

研究代表者

渡部 康平  大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2012 – 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2012年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードネットワーク / 品質計測 / パケット遅延 / パケットロス / サンプリング / アクティブ計測 / 揺らぎ / 遅延計測
研究概要

本年度の研究においては, サンプリングの最適性を定義した上で, サンプリングタイミングに与える最適な揺らぎ量と計測対象の過程の自己共分散関数を対応付けて解析を行うことにより, 未知の通信ネットワークにおいてactive計測を実施する際に与えるべき揺らぎ量を特定した. active計測の試験パケット送出はパケット遅延やパケットロスの過程のサンプリングであると捉えることができる. 一般的に, 通信ネットワークにおけるパケット遅延やロスの過程の自己共分散関数は, 原点で最大値を取り, 徐々に減衰し, 0に収束する凸関数になることが先行研究により指摘されている. 本研究では, 計測対象の自己共分散関数が未知のネットワークにおいてactive計測を実施する際に与えるべき最適な揺らぎ量を解析するために, M/M/1システムの系内客数過程の自己共分散関数を元に導出した様々な減衰速度を有する自己共分散関数について, 対応する最適な揺らぎ量を導出した. 様々な送出レートについて解析を行った結果, 送出レートに関わらず, 最適な揺らぎ量は平均試験パケット送出間隔の20%以下となることを明らかにすることができた. これにより, インターネットサービスプロバイダがService Level Agreements (SLA)の監視のためにパケット遅延やロス率の計測を実施する際や, 研究者らがネットワークの特性解析のために計測を実施する際に, 適切な試験パケット送出を選択できるようになった. この成果をまとめて論文誌IEICE Transactions on Commnicationsに投稿し, 採録された.

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] On Optimal Magnitude of Fluctuations in Probe Packet Arrival Intervals2013

    • 著者名/発表者名
      Kohei Watabe, Masaki Aida
    • 雑誌名

      IEICE Transactions on Communications

      巻: E96.B 号: 12 ページ: 3028-3040

    • DOI

      10.1587/transcom.E96.B.3028

    • NAID

      130003385148

    • ISSN
      0916-8516, 1745-1345
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Modeling Fluctuations in the Quasi-static Approach Describing the Temporal Evolution of Retry Traffic2013

    • 著者名/発表者名
      Kohei Watabe, Masaki Aida
    • 雑誌名

      WSAES Transactions on Communications

      巻: 12 ページ: 488-498

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

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