研究課題/領域番号 |
12J03428
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
梅澤 礼 慶應義塾大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,630千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2012年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | フランス文学 / 近代史 / 犯罪学 / 監獄 / 学際研究 / フランス / 19世紀 / 犯罪 / 歴史 / 文学 / 社会 / 科学 / 近代 |
研究実績の概要 |
本研究は、犯罪者の表象を、学者や議員らによるもの、作家たちによるものに分けて比較し、19世紀後半の犯罪者処遇の歴史、犯罪に関する知の発展のようす、そして作家たちの犯罪者描写の特徴・意義を明らかにすることを目的としている。 4月には、19世紀後半に行なわれたパリ大改造を多角的に論じる共著『パリという首都風景の誕生』が出版され、監獄改革をめぐる言説と首都改造をめぐる言説の類似を指摘した。6月には監獄図書コンクールをめぐる論文が、犯罪学史に関するオンライン紀要Criminocorpusに日仏両語で掲載された。この紀要に文学研究家の論文が載ることは初めてであることから、掲載は歴史、文学、犯罪学に跨る当該研究が世界的に認められた証と言えるだろう。 8月には受入教授との共訳『ラスネール回想録』が出版された。多くの歴史家たちに注目されてきた犯罪者であり、さまざまな作家に霊感を与えてきた人物でもあるラスネールの回想録を初めて邦訳し、さらには自伝・歴史・文学という3つの異なる視点からのあとがきを付したことにより、日本の歴史家、文学研究家たちの研究に貢献するとともに、当該研究についても広めることができた。9月にはゴンクール兄弟と監獄問題に関するフランス語論文が、日本フランス語フランス文学会の紀要に掲載された。 10月には日本フランス語フランス文学会秋季大会においてワークショップ「文学は知をどのように取り込むか」を受入教授とともに企画した。12月には南山大学地域研究センター共同研究において、ベルギーの犯罪学者ド・グレーフと文学の関係について発表した。 3月には、日本フランス語フランス文学会関東支部大会において、ロートレアモンとラスネールについて発表した。また、南山大学地域研究センターでの共同研究者たちとの共著『近代科学と芸術創造―19-20世紀ヨーロッパにおける科学と文学の関係―』が出版された。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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