研究課題/領域番号 |
12J03846
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
斎藤 祥平 北海道大学, 大学院文学研究科, 特別研究員DC2
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2012年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | ユーラシア主義 / ニコライトルベツコイ / ソ連 / ナチスドイツ / ロシア人亡者 / 人種主義 / 1930年代 / ロシア人亡命者 / 一九三〇年代西洋史 |
研究概要 |
本年度は、特別研究員採用二年目の研究実地計画に従い、研究課題「ロシア人亡命者の思想ユーラシア主義-反社会ダーウィン主義から構造主義へ」とこれに関連する博士論文執筆に向けた研究活動を行った。研究成果としては、これまでの海外調査で収集した史料を読解・分析し、査読付き論文(同本語)の刊行と研究報告を行った。 刊行論文について チェコスロヴァキアおよびドイツ語圏におけるユーラシア主義の受容をめぐる問題を扱い、ロシア語原文とドイツ語翻訳の比較を行った。チェコ、オーストリア、ロシアのアーカイブ史料等を使用した。 学会発表の成果 「プラトンとロシア」研究会では、ロシア思想史の専門家から本研究課題についての批判と助言を得た。「社会思想史学会」では、専攻する地域を超えて研究を紹介することができ、多彩な研究者と交流を図ることができた。ロシア人亡命者がロシア人としての思想の独自性を有しつつも、同時代の亡命先の知識人と問題を共有していたことを再確認した。 社会思想史学会に参加したことによって、「グローバル化する世界と移動する人々 : 超域的アプローチによる比較研究」におけるパネル組織に際し、多くの社会思想史学会員を招聘することができた。ドイツ思想やユダヤ思想の専門家を中心に、研究対象の地域を超えた連携を強化し、1930年代ドイツ思想、ユダヤ思想、ロシア思想の連関とそこにおける亡命者等の「移動」という要素の役割を考察した。これに関しては、報告論集などの成果刊行を計画している。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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