研究課題
特別研究員奨励費
当初、Belle実験におけるB中間子のレプトン稀崩壊事象の研究を行い、荷電ヒッグスを含む新物理探索を行う予定であったが、緻密な分析の結果、当初行う予定であった解析手法では、感度を十分得ることができないことが判明した。このため、同じく荷電ヒッグスを含む新物理に感度が高い、電弱ペンギン稀崩壊事象を解析することになった。具体的にはbクォークがレプトン対を伴いながらsクォークに崩壊する事象の事象数を測定することを通して、標準理論超える新しい物理を探索した。sクォークを22個の終状態から再構成を行い、他実験での測定よりも多くの崩壊モードを再構成することで系統誤差を減らした。またレプトン対は電子陽電子対もしくはミューオン対から再構成した。本研究では信号事象と背景事象の分離のためにニューラルネットワークを導入して、より効率的に分離することに成功した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件)
IL Nuovo Cimento C
巻: 37,N.2 ページ: 3-10
Frontiers in physics、 Frontiers
巻: 2
10.3389/fphy.2014.00032
Journal of Instrumentation
巻: 8
Phys. Rev. D
巻: 88
2012 IEEE Nuclear Science Symposium Conference Record
巻: (In press) ページ: 562-570