研究課題/領域番号 |
12J04473
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
林 正幸 千葉大学, 園芸学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 共生 / 行動 / アブラムシ / アリ / クサカゲロウ / 相互作用 / 防御戦略 / 化学擬態 / 炭化水素 / 他者認識 |
研究実績の概要 |
昨年度までの研究では、カオマダラクサカゲロウ卵のもつ卵柄がアリに対して有効な防御手段として機能し、卵がアリ随伴アブラムシコロニー付近に産下された場合、随伴アリからの保護という間接的な利益を受けることを示した。また、カオマダラクサカゲロウ幼虫の載せるアブラムシ死骸の体表炭化水素成分がアリの攻撃性を抑制し、アリに対し化学的偽装の役割を担っていることを明らかにした。このアブラムシ死骸の機能により、カオマダラクサカゲロウ幼虫はアリ随伴アブラムシを捕食可能であることが示唆された。これらの研究成果の一部は、Journal of Chemical Ecology誌およびEnvironmental Entomology誌に投稿し、受理・採録された。 本年度は、カオマダラクサカゲロウ幼虫の載せるアブラムシ死骸のアリに対する化学的偽装機能がどのようなメカニズムで生じているのか明らかにすることを目的に、アリのアブラムシ認識機構について検証実験を行った。まず、アリのアブラムシ認識が個体の経験に依存しているかどうかを検証したところ、アリのアブラムシ認識に学習が関与することが示唆された。次に、アリのアブラムシに対する学習行動が種特異的かどうか調査した結果、随伴経験のない他の共生型アブラムシ種に対してもアリは寛容に振る舞うようになった。アブラムシ各種の体表炭化水素を塗布したダミーに対しても、アリは同様の行動変化を示した。GC/MSを用い化学分析を行ったところ、共生型アブラムシ種の体表炭化水素成分は質的類似性をもつことが示された。この化学成分の質的類似性が、随伴経験のないアブラムシ種へのアリの攻撃性減少の要因であることが示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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