研究課題/領域番号 |
12J04677
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
牧 義之 中京大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,960千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2012年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 日本近代文学 / 出版メディア / 検閲 / 言論統制 |
研究実績の概要 |
平成26年度は、本研究課題の柱である国立国会図書館蔵・検閲関係資料<特500><特501>両資料群の調査を行ないながら、博士論文単行本化のための修正・加筆を進め、刊行に至ることができた。 24年度および25年度において、<特500><特501>両資料群の調査は一応完了したが、その後の分析の際に不都合な点があったため、26年度において数度、追加の調査を行なった。資料群の分析にあたっては、主としてデジタル化された紙面のプリントアウト(国立国会図書館内でのサービスによるもの)を用いてきたが、その内の多くが30年程前にモノクロ撮影されたマイクロフィルムをデジタル画像としてコンピューターに取り込んだものであったために不鮮明な箇所があり、検閲官の書き込みやスタンプなどの重要な部分が読み取られない事例が多く存在した。また、読み取りはできても、スタンプや筆記具の色、出版物の色や大きさなどは原本を見ない限りは確認できないため、必要なものについては逐次、国会図書館を訪ね、原本を出納して1点ずつ確認を行なった。 今後は、<特500><特501>には分類されずに、一般の請求記号を付与された図書も含めて、両資料群の分析を進めるとともに、周辺に存在する資料への目配りと発掘にも努めたいと考えている。 平成24年度に名古屋大学へ提出した博士論文について、単著として刊行するための準備作業を25年度より始めたが、出版社との交渉および完成原稿の執筆作業を経て、26年12月に『伏字の文化史―検閲・文学・出版―』というタイトルで森話社より刊行された。単行本の刊行は、今年度の最大の成果であった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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