• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

現代日本の地方都市における伝統的祭礼と地域社会の再創造に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12J05702
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 社会学
研究機関京都大学

研究代表者

有本 尚央  京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2012 – 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード祭り / 祭礼組織 / 地域社会 / 地域文化 / 組織
研究概要

本研究は、現代日本における同種複数の祭礼の空間的広がりに注目し、それぞれの祭礼がどのような相互的影響関係にあるのか、また祭礼を支える「地域社会」が上記の影響関係のもとでいかに再編・再創造されるのかを社会学的に調査研究することを目的としている。
本年度は、大阪府岸和田市のだんじり祭に関する参与観察調査とインタビュー調査を継続するとともに、大阪府堺市などの周辺地域におけるだんじり祭についても調査を行った。また、比較調査の観点からネパール・カトマンズのマムラ・ジャトラ祭礼関係者に対してインタビュー調査を行った。
特に本年度においては、だんじり祭で曳行される山車の一種である地車そのものに注目し、祭礼組織内で地車を維持管理する技術がいかに伝承されていくのかに注目した調査を行うとともに、祭礼準備段階におけるさまざまな慣習的な手続きに焦点をあてることで、祭礼に関する「知」の伝達が祭礼組織の構造的特徴とどのように関連しているのかが明らかになった。また、祭礼に関する「知」の伝達プロセスがいかにして変容していくのか、あるいは変容しないのかについて、祭礼組織における担い手の動員メカニズムのもつ特徴と関連付けて考察した。その成果の一端は、文化人類学者によって国際的に組織される学会であるAnthropology of Japan in JapanのAutumn Meetingで報告した。
ネパール・カトマンズのマムラ・ジャトラ祭礼に関しては、文書資料が存在していないため、当該地域の古老にインタビュー調査を行い、祭礼の歴史的変遷について把握するとともに、「神話」を含めた祭礼に関する「知」の伝承が若い世代にどのように受容されているのかについて検討した。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(2件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 岸和田だんじり祭の組織論-祭礼組織の構造と担い手のキャリアパス2012

    • 著者名/発表者名
      有本尚央
    • 雑誌名

      ソシオロジ

      巻: 57(1) ページ: 21-39

    • NAID

      130005070604

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] だんじり祭の「岸和田化」と祭礼文化圏2012

    • 著者名/発表者名
      有本尚央
    • 雑誌名

      GCOE Working Papers「地域社会を媒介とする親密圏および公共圖の再編成に関する社会学的研究」

      巻: 次世代研究78 ページ: 15-24

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 都市祭礼の近代化と〈境界〉の再編成―だんじり祭文化圏の形成と競争の先鋭化2013

    • 著者名/発表者名
      有本尚央
    • 学会等名
      Anthropology of Japan in Japan
    • 発表場所
      国際基督教大学
    • 年月日
      2013-11-10
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] スポーツ化する都市粲礼-岸和田だんじり祭における「変化の連鎖」とその帰結2012

    • 著者名/発表者名
      有本尚央
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学(北海道)
    • 年月日
      2012-11-04
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi