研究課題/領域番号 |
12J05785
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
伊藤 岳 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2014年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2012年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 武力紛争論 / 国際関係論 / シミュレーション技法 / 空間計量経済/統計 / 国際関係論・国際政治学 / 武力紛争の統計的法則性 / 武力紛争の計量分析 / 武力紛争の空間的様相 / 武力紛争の時間的様相 |
研究実績の概要 |
本研究計画は,第一に,経験的なデータセットの検討と,第二に,それを説明するモデル(特にシミュレーション・モデル)の提示を2つの柱としている.第一の柱については,戦争の(a)時間的な動態(データセットに見られる時間的な変動・傾向など)と(b)空間的な動態(紛争発生地点の分布など)の2つの側面について検討を進めた.平成26年度は,(a)経験的に観察される戦争規模の法則性(戦争規模のベキ乗分布)を巡る論文公刊と,(b)武力紛争,特に内戦・国内紛争における暴力・戦闘発生地点のデータセットの検討,およびその生起・効果の説明を焦点に研究を進めた. 研究成果としては,(a)に対応するものとして(1)拡大と疲弊の相互作用が生む戦争規模の法則性」(論文集書籍,1章),および(2)(1)に関連するワーキング・ペーパー(査読無し論文)を公表した.上記(b)についても,(3)「2つの集計化と非集計化:内戦研究の微視的展開,その含意と課題」が査読を経て受理された.また,(4)「内戦における暴力行使とその帰結:空間計量経済/統計モデルによるアプローチ」として査読中の論文に関連する報告を,日本国際政治学会等で行なった(査読中).また,(5)“Modeling the Spatial Patterns of Insurgent Violence in Afghanistan” として投稿準備中の論文を,国際会議で報告した.加えて,(6)特に政治学を念頭に置いた,シミュレーション技法の実証分析への応用についての方法論的議論を報告した(査読中). これらの研究成果は,従来看過されてきた武力紛争を巡る経験的パターンを吟味した上で,その生成メカニズムを明らかにするものといえる.こうした議論は,武力紛争の理解・説明という学術的要請,武力紛争の防止・惨禍の縮減という社会的・政策的要請いずれにも応えるという意義を有する.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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