研究課題/領域番号 |
12J06849
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
計算機システム・ネットワーク
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
佐藤 丈博 慶應義塾大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 次世代ネットワーク / 光アグリゲーション / 光アクセス / ネットワーク仮想化 / 省電力 |
研究実績の概要 |
本研究課題では、次世代光メトロ・アクセス統合網「光アグリゲーションネットワーク」の基本技術確立を目的として研究を実施した。将来社会を支えるインフラとしての通信網には、経済性の追求のみでなく、マルチサービス対応、低消費電力化、耐障害性向上などが必要とされる。光アグリゲーションネットワークでは、局側装置(OLT)および加入者装置(ONU)のプログラマブル化、および各サービスに対して最適な伝送容量を持つ光パスを柔軟に割り当てる全光ネットワークにより、前記の要求を高度に両立させることを目指す。最終年度となる平成26年度は、小課題B「マルチプロトコル収容アーキテクチャ」および小課題C「プロトタイプ実装」を中心に研究開発を行った。 小課題Bでは、論理OLTのマイグレーション時に発生する通信断に関して検討を行った。論理OLTを物理OLT間でマイグレーションさせ、ネットワーク装置を効率的に運用する方式は前年度までに発表済みであるが、従来の手順では通信断が発生し加入者へのサービス中断が発生する可能性があった。そこで、各デバイスの再設定に要する時間を推定し、通信断の合計時間を削減する手順について検討を行った。本成果はOSA/IEEEの英文論文誌に筆頭著者で投稿を行い、現在査読中である。 また小課題Cでは、小課題AおよびBの成果をもとに、プロトタイプシステムに論理OLTのマイグレーション機能を実装した。本システムでは、トラヒック量の変動に応じて論理OLTの最適配置計算を行い、論理OLTのマイグレーションと光パスの再構成を行う。本プロトタイプは国際会議iPOP2014、国際会議SDN/MPLS2014、および慶應テクノモール2014において、国内の通信キャリアおよびベンダとの相互接続実験を行った。さらに、相互接続実験の成果を電子情報通信学会の英文論文誌に共著で投稿を行い、現在査読中である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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