研究概要 |
平成25年度は, 運動時の眼底血流応答とその調節メカニズムに関する論文執筆を中心とした研究活動を行った. 昨年度行った運動時の眼底血流応答に環境温が及ぼす影響を検討した実験結果を論文にまとめた. 「Effects of Heat Stress on Ocular Blood Flow during Exhaustive Exercise」というタイトルにて, Journal of Sports Science and Medicineに投稿し, 受理された. 上述の研究にて, 暑熱環境時に眼底血流の低下が認められた. この血流の応答の要因を探るために行った眼底血流に対する暑熱ストレス単独の影響を明らかにするための実験結果を論文にまとめた. 「Ocular blood flow decreases during passive heat stress in resting humans」というタイトルにて, Journal of Physiological Anthropologyに投稿し, 受理された. また, 運動時の眼底血流調節において重要な要因として挙げられる自動能を評価するために行った, 血圧変化に対する眼底血流の応答についての実験結果を論文にまとめ, Physiological Measurementに投稿する予定である. これまでの研究成果を博士論文としてまとめ終え, 2月19日の教授会にて正式に受理された. 3月25日に学位を取得した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度行った実験の成果を論文にし, 論文を2編受理し, 1編を投稿したことは期待以上の成果であった. 加えて, これまでの研究成果を博士論文にし, 標準年数内に学位を取得したことから, おおむね順調に進展したと自己評価する.
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