• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

造血幹細胞機能に関わるATMおよびTERTの多能性獲得に果たす機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12J07121
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 血液内科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

木下 泰輔  慶應義塾大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードテロメラーゼ / TERT / ATM / 多能性幹細胞 / 体細胞リプログラミング / Telomerase
研究実績の概要

体細胞にリプログラミングファクターを導入することで多能性幹細胞が誘導されることが示されているが、そのメカニズムについては未だよくわかっていないところが多い。本研究では、造血幹細胞で重要な働きを担いさらにそれぞれがDNA損傷応答とテロメア伸長に決定的な働きを持つ因子であるATMおよびTERTに着目し、多能性幹細胞の誘導および維持における両遺伝子の機能を解析することを目的とする。
TERT遺伝子を欠損した体細胞からは多能性幹細胞の樹立効率が著しく低下した一方、レスキュー実験においてTERTはその酵素活性の有無に依らず誘導効率の改善に寄与することを明らかにした。TERT欠損細胞にウイルスベクターで正常なTERTまたは酵素活性を欠失したTERTを導入した細胞を用いてマイクロアレイ解析を行い、TERTの酵素活性に依らないターゲット遺伝子を抽出した。発現が低下する遺伝子の中にはEzh2やSuv39h2、HDAC9などのヘテロクロマチンに関する遺伝子が見出され、TERTはクロマチン再構成因子としてクロマチン構造に作用することでリプログラミングにおける遺伝子発現変化を促進している可能性が示唆された。リプログラミングファクターを導入した後の細胞においても同様に解析し、発現上昇する遺伝子の中にEsrrbやKlf17といったリプログラミングでの機能が既に報告されている遺伝子が含まれることを見出した。
樹立されたTERT欠損iPS細胞では連続した継代において一時的な増殖障害およびテラトーマ形成不全を示した。各継代数の野生型ならびにTERT欠損iPS細胞についてマイクロアレイ解析を行った。GO解析により、「細胞接着」と「形態形成」に分類される遺伝子群が異常の現れる継代数40のTERT欠損iPS細胞で発現低下していることが明らかとなった。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Telomerase Reverse Transcriptase Has an Extratelomeric Function in Somatic Cell Reprogramming2014

    • 著者名/発表者名
      Kinoshita T, Nagamatsu G, Saito S, Takubo K, Horimoto K, Suda T.
    • 雑誌名

      The Journal of Biological Chemistry

      巻: 289 号: 22 ページ: 15776-15787

    • DOI

      10.1074/jbc.m113.536037

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Telomerase reverse transcriptase (TERT) has an extratelomeric function in somatic cell reprogramming2013

    • 著者名/発表者名
      木下 泰輔
    • 学会等名
      第36回日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫県神戸市中央区)
    • 年月日
      2013-12-03
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi