研究課題/領域番号 |
12J07194
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
原田 耕平 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | シグナル伝達 / 細胞生物 / EphA2受容体 / がん / Rho family GTPases / 3D culture / シグナル伝連 |
研究実績の概要 |
チロシンキナーゼ受容体EphA2は浸潤・転移性を示すがん細胞で高発現している。所属する研究室ではシグナル伝達の観点から、EphA2のがん化促進メカニズムの解析を行っている。以前の研究からEphA2はリガンド非依存的に、細胞運動・接着に関与するRhoファミリー低分子量G蛋白質RhoGとその活性化因子Ephexin4を介し、がん細胞の運動亢進及びアノイキス耐性の獲得に寄与することを明らかにしていた。本研究ではこのシグナルの抑制機構を調べるために、イヌ腎臓由来のMDCK細胞を用いた三次元培養モデルに着目した。この解析では、肝細胞増殖因子HGF刺激によるがん細胞様の浸潤形質の誘導を、シスト(上皮管腔構造)の伸長を指標として確認できる。昨年度の成果から、EphA2ノックダウンによりシストの伸長が抑制されることがわかった。そこで、野生型EphA2、897番目のセリン(S897)をアラニンに置換した変異体EphA2-SA、そしてチロシンキナーゼ活性を欠失させた変異体EphA2-KMを、それぞれEphA2ノックダウン細胞に発現させ三次元培養を行った。その結果、野生型及びKM変異体を発現させた場合のみノックダウン効果の消失が見られた。またEphexin4ノックダウンでもシストの伸長が抑制されることから、野生型Ephexin4、RhoG活性化機能を欠失させた変異体を、それぞれEphexin4ノックダウン細胞に発現させたところ、野生型を発現させた場合のみノックダウン効果の消失が見られた。さらに、HGFのRhoG活性制御におけるEphA2の関与を調べた。コントロール細胞ではHGF刺激後に、RhoG活性が上昇するのに対し、EphA2ノックダウン細胞では活性に変化は見られなかった。以上の結果から、MDCK細胞ではHGF刺激によりEphA2のS897がリン酸化され、Ephexin4/RhoG経路が活性化されることでシスト伸長を制御する可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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