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家畜の精子を恒常的に産生する「代理種雄マウス」の作出

研究課題

研究課題/領域番号 12J07506
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 応用獣医学
研究機関東京大学

研究代表者

相山 好美  東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード精原幹細胞ニッチ / ハムスター / 皮下移植 / 幹細胞移植 / 生殖発生工学 / 精巣 / 精子幹細胞 / 精子 / 畜産 / 精原幹細胞 / TRECK / セルトリ細胞
研究実績の概要

国内外の畜産分野では、人工授精技術を中心とする生殖発生工学の技術が高い生産効率を支えてきた。しかし、現状の種雄維持モデルは、種雄を個体レベルで維持するものであり、莫大なスペース、時間および経済的コストを要する。従って、家畜の精子形成を室内で恒常的に維持することができれば、次世代の種雄管理技術として大きな意義を持つと考えられる。本研究では、マウス体内で家畜の精子を産生する「代理種雄マウス」の開発を目的とし、精巣の皮下移植法および精原幹細胞の移植法の2つのアプローチを実施した。

精巣の皮下移植法では、マウスの精巣を免疫不全マウスの皮下に移植することで、代理種雄マウスの作出を試みている。昨年度までに、精巣を精巣上体と共に移植することで精子産生効率を従来法の約19倍(2.1%→38.8%)に向上させることに成功した。本年度は、ハムスターを用いた異種間移植を試みた。ハムスターの精巣をマウスの皮下に移植したところ、少なくとも3か月間に渡り精子発生が維持され、精細管の内部には形態的に成熟した精子が観察された。しかしながら精子の産生効率は同種間移植と比べて低かったため、哺乳類の雄性生殖器官を構成する一連の管構造に関する基礎研究を行ったところ、精細管の末端部分に存在するセルトリバルブ領域が、幹細胞の増殖・維持の場として機能する可能性を見出した。本結果は現在、米国誌に投稿中である。

<精原幹細胞移植法によるアプローチ>
当アプローチでは、免疫不全マウスの精巣から生殖細胞およびセルトリ細胞を除去し、ドナー由来の細胞と置換することで、代理種雄マウスのを試みている。昨年度までに、生殖細胞およびセルトリ細胞を除去可能な遺伝子改変マウスを作出することに成功した。本年度は、マウスの精原幹細胞およびセルトリ細胞を移植した結果、セルトリ細胞の同種間における置換に成功した。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2014 実績報告書
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] Dynamics of GFR α 1-positive spermatogonia at the early stages ofcolonization in the recipient testes of W/Wν male mice.2012

    • 著者名/発表者名
      永井遼平
    • 雑誌名

      Developmental Dynamics

      巻: 241 号: 8 ページ: 1374-1384

    • DOI

      10.1002/dvdy.23824

    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] A classical niche for spermatogonial stem cells in the proximal tip of the seminiferous tubules in mammalian testes2014

    • 著者名/発表者名
      Yoshimi Aiyama, Yoshiakira Kanai
    • 学会等名
      第48回日本発生生物学会大会
    • 発表場所
      愛知県名古屋市
    • 年月日
      2014-05-27 – 2014-05-28
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] セルトリバルブ領域における精原幹細胞動態の解析2013

    • 著者名/発表者名
      相山 好美
    • 学会等名
      第36回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド(兵庫)
    • 年月日
      2013-12-05
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 哺乳類の新規の精原幹細胞(SSCs)ニッチの発見2013

    • 著者名/発表者名
      相山 好美
    • 学会等名
      第106回日本繁殖生物学会大会
    • 発表場所
      東京農工大学(東京)
    • 年月日
      2013-09-12
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] 季節繁殖動物ハムスターでの精原幹細胞ニッチの動態2013

    • 著者名/発表者名
      相山好美,金井克晃
    • 学会等名
      第155回 日本獣医学会学術集会
    • 発表場所
      東京大学駒場キャンパス(東京都)
    • 年月日
      2013-03-29
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] マウスの精巣-精巣上体移植法による恒常的な精子産生誘導および産仔作出の試み2012

    • 著者名/発表者名
      相山好美
    • 学会等名
      第105回 日本繁殖生物学会学術集会
    • 発表場所
      筑波大学大学会館(茨城県)
    • 年月日
      2012-09-14
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] マウス、ハムスター精原幹細胞とそのニッチ能の種差について2012

    • 著者名/発表者名
      相山好美
    • 学会等名
      第5回 生殖細胞研究 若手の会
    • 発表場所
      東京大学三崎臨海実験所(神奈川県)
    • 年月日
      2012-07-26
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] 精巣皮下移植法の改良による高効率な精子産生および産仔の試み2012

    • 著者名/発表者名
      相山好美
    • 学会等名
      第26回 モロシヌス研究会
    • 発表場所
      東京大学弥生講堂(東京都)
    • 年月日
      2012-06-15
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書
  • [学会発表] マウスの皮下移植精巣での恒常的な精子産生系による産子作出の試み2012

    • 著者名/発表者名
      川澄みゆり
    • 学会等名
      第59回 日本実験動物学会学術集会
    • 発表場所
      別府国際コンベンションセンター(大分県)
    • 年月日
      2012-05-24
    • 関連する報告書
      2012 実績報告書

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公開日: 2013-04-25   更新日: 2024-03-26  

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