研究課題/領域番号 |
12J07837
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
小松 寛 早稲田大学, 国際学術院, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,310千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 戦後沖縄史 / 日本復帰 / 沖縄独立論 / 尖閣諸島 / 琉球政府 / ナショナリズム / 日本国憲法 / 自治 / 本土並み / 領土問題 / 屋良朝苗 / 復帰運動 / 核密約 |
研究実績の概要 |
本年度は主たる研究成果として単著1冊、共著1冊を発表した。 単著として『日本復帰と反復帰:戦後沖縄ナショナリズムの展開』(早稲田大学出版部)を執筆した。これは2012年度に提出、学位受領した博士論文へ大幅に加筆・修正をし、単行本としたものである。もっとも大きな変更は「第4章 琉球政府による尖閣諸島領有権問題への対応」および「第8章 反復帰論と沖縄独立論」を追加した点にある。第4章では1970年前後の日本と沖縄による尖閣諸島領有権と資源開発をめぐる交渉過程を、第8章では日本復帰から今日に至るまでの沖縄独立論として表出する沖縄ナショナリズムの様相を考察した。これら学位受領後に行った研究を加えることにより、さらなる議論の充実を図ることができた。本書は2015年5月に出版予定である。 共著としては『シリーズ日本の安全保障4 沖縄が問う日本の安全保障』(岩波書店)内の「第2章 戦後沖縄と平和憲法」を執筆した。本書では戦後沖縄における平和憲法への姿勢を、不在、希求、批判そして離脱という転換の連続とした上で、日本の安全保障政策と照らし合わせながら論じた。本書は2015年4月28日に刊行された。 その他、学会発表としては日本平和学会沖縄地区研究会で研究報告「戦後沖縄の住民運動と日本国憲法」を行った(2015年1月28日、琉球大学)。本報告では復帰運動と日本国憲法の関係性について考察した。また、沖縄タイムスには大田昌秀著『沖縄戦の深層』への書評(2014年10月4日)、戦後沖縄史を代表する政治家の一人である瀬長亀次郎の未発表原稿への解説(2015年3月23日~4月13日、計4回)を掲載した。 なお、2014年度沖縄文化協会比嘉春潮賞(歴史・考古)を受賞したことを付記する。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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