研究課題/領域番号 |
12J07934
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
中尾 麻伊香 慶應義塾大学, 経済学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 原爆 / 放射線 / 原爆症 / 放射線障害 / ラジウム温泉 / 広島 / ABCC / 被爆者 / 放射線被曝 / 原爆調査 / 福島 / 科学言説 / 科学コミュニケーション / 被曝 / ラジウム / 放射線医学 / 医学言説 / 温泉 |
研究実績の概要 |
最終年度となる今年度は次のように研究を進めた。 1. 占領期の広島における地元医師の言動について、科学史学会年会のシンポジウム「新たな「放射線安全神話」~今、歴史から何を学ぶべきか?」で報告した。この内容をまとめた小論「広島の医師による「原爆症」の解釈―復興期のローカルな文脈から」が『科学史研究』第53号に掲載された。この内容については、神戸大学で開催された国際ワークショップ 「満州の科学・医学史、核をめぐる戦時科学の連続性:研究の最前線から」でも報告を行った。 2. 占領期の広島の医師とアメリカ人医師との関係について、広島及びヒューストン(テキサス医療センター図書館)で資料調査を行った。ヒューストンでは元ABCC遺伝部長であったウィリアム・シャル博士、ABCCでインターンを行った後がん研究者となった小牧律子博士にインタビューを行った。 3. 戦前日本における放射能の受容について、複数の国際会議(上智大学で開催されたAsian Studies Conference Japan、シカゴで開催されたHistory of Science Society Annual Meeting、東京大学で開催されたシンポジウムPopularizing Science in the East and West)で報告した。これらの国際会議の参加によって、放射能の受容やポピュラーサイエンスを研究している海外の研究者とのネットワークを築くことができた。報告内容については英語で学術論文にまとめる予定である。 4. 福島には幾度か足を運び、漁業・農業関係者、NPO関係者、自治体関係者、報道関係者らへのインタビューを行い、原発事故による放射能の被害にどのように対応しているかをうかがった。 以上、「放射線の人体への影響:原爆と占領期の言説を中心に」という研究課題に対して一定の研究成果を得ることができた。今後は引き続き、1950年代から1960年代の日本を中心に放射線影響に関する言説の研究を続ける予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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