研究課題/領域番号 |
12J07983
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤木 友紀 東京大学, 大学院工学系研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2012年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | ハイドロゲル / 引裂試験 / 靭性 / 均一網目構造 / 高強度 / 弾性率 |
研究概要 |
申請者は本年度内に以下の事項について明らかにした。 (1) Tetra-PEGゲルの引裂試験 : 引裂試験を行うことで、材料に亀裂があった場合にどれくらいのエネルギーを加えると破壊するかを表すパラメータである破壊エネルギーを見積もることができる。従来、最も用いられているモデルにLake-Thomas modelがある。先行研究より、引裂試験から得られた実験値と理論値はスケーリングでは一致するが、絶対値では実験値が理論値より高い値を示すことが報告させている。しかしながら、エラストマーの破壊についての詳細な評価は極めて困難であり、その原因についても明らかにされていなかった。Tetra-PEGゲルを用いた本研究の破壊エネルギーの評価より、その詳細な描像を明らかにすることに成功した。 (2) Tetra-PEGゲルのin vivo評価 : Tetra-PEGゲルをマウスの皮下で作製し、ゲルが生体内で作製可能かどうか、また、ゲルが生体内で使用可能かどうかの指標となる安全性評価を行った。Tetra-PEGゲルは、作製時の濃度や混合状態によって、作製させるゲルの物理特性が変化する。また、アミノ基と活性エステル基の反応であるため、生体内での反応が円滑に進行するかも懸念される。しかしながら、マウスを用いた実験結果から、生体内でもin vitroと同様に、on siteでゲルが作製されることが確認された。一方、安全試験の結果ではやや炎症が確認され、また、in vitroに比べてゲルの分解が早いことが示唆された。In vivoの評価には、更なる研究が必要になると考えられる。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
(抄録なし)
|
今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
|