研究課題/領域番号 |
12J08076
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中田 健太郎 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,310千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2012年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | シュルレアリスム / オートマティスム / アヴァンギャルド / 美学 / 現代美術 / ポップ・アート / 現代文学 / アンドレ・ブルトン |
研究実績の概要 |
研究の最終年度となる平成26年度には、シュルレアリスムの方法論と対比させるかたちで、さまざまなアヴァンギャルドの実践をめぐる分析をすすめた。とりわけ、昨年度からひきつづいて、フランスのポップ・アートの一潮流として知られるフィギュラシオン・ナラティヴ運動についての調査と検討を行った。シュルレアリスム以降の美術について、フィギュラシオン・ナラティヴなどを介して、広範な視覚文化の問題とともに再考する昨年度以来の研究は、論文「マンガ表現と絵画の境界をどう考えるか フィギュールという接点」(鈴木雅雄編『マンガを「見る」という体験 フレーム、キャラクター、モダン・アート』所収)にまとめられた。また、フィギュラシオン・ナラティヴをめぐるさらなる実証的調査の成果は、表象文化論学会における口頭発表「フィギュラシオン・ナラティヴはシュルレアリスムとどのように接しているのか」によって公にした。 また、今年度はさらに、さまざまなアヴァンギャルドの実践と比較するなかであきらかになってきた、シュルレアリスムの方法論(とりわけオートマティスム)における主体性の特質についても考察を深めた。その成果は、平成27年3月に東京大学に提出された博士論文「アンドレ・ブルトンにおけるオートマティスムの概念とその変遷」にも部分的に反映されている。また、シンポジウム「声と文学」(第二回)において、「オートマティスムはだれのもの? ブルトン、電子音声現象、初音ミク」という標題で行った発表も、この研究成果の一部をなしている。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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