研究課題/領域番号 |
12J08176
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
八塚 春名 国立民族学博物館, 国立民族学博物館, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2012年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | タンザニア / 狩猟採集民 / 生業複合 / 農耕 / 文化観光 / 生計維持 / 資源利用 / 生態人類学 |
研究概要 |
本研究の目的は、アフリカの狩猟採集社会を対象に、これまであまり注目されてこなかった狩猟採集民の生業複合に正面から取り組み、今日のアフリカの狩猟採集社会における狩猟採集以外の生業の多様な展開を明らかにすることである。このことをとおして、狩猟採集社会をめぐる「狩猟採集か農耕・牧畜か」といった二元論を突破し、両者のあいだにある人びとの生業実践のグラデーションを明らかにすることを目指す。主な研究対象は、タンザニアに暮らすサンダウェとハッツァという2民族である。 平成25年度は、昨年度に明らかになった項目について、より詳細な研究を実施した。サンダウェ社会においては養蜂の社会的な意義と、その他の資源利用との関連について明らかにした。またハッツァ社会においては、昨年に明らかにした観光業の実態を、個人の移動と多民族との関係に注目しながら、補足データを収集した。 また、今年度の成果のひとつとして、現地のNGOと協力をして、これまで互いに交流のなかったサンダウェとハッツァが、互いの社会が現在抱える問題について議論をする場を設けることができた。 以上、これまでの2年間の調査から、これら2民族がおこなう多様な生業が、当該社会においてどのように展開してきたのか、また、それらが現在、彼らにとってどのような位置づけにあるのかという点を多角的に把握することができた。 また、国際学会1件、国内学会1件、および複数の研究会での報告をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、①昨年度に収集した一次資料の分析とそれをもとにした英語論文の執筆、②現地調査や学会発表をとおして多様な資料を収集したこと、③調査対象である2民族をつなぐ試みを実施したことは、本研究の課題を遂行するうえで、十分に成果があったと考える。ただし、成果の発表に関しては十分とは言えず、今後の課題だと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、これまでの成果をまとめ、今日のアフリカの狩猟採集社会における狩猟採集以外の生業の多様な展開について、総合的に考察し、成果をまとめて公表する。
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