研究課題/領域番号 |
12J08441
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 金沢大学 (2014) 京都大学 (2013) 国立民族学博物館 (2012) |
研究代表者 |
田村 うらら 金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 特任助教
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,579千円 (直接経費: 3,307千円、間接経費: 272千円)
2014年度: 1,179千円 (直接経費: 907千円、間接経費: 272千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2012年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | モノ研究 / 人類学 / トルコ / 絨毯 / 手工芸 / 修繕 / グローバル化 / 文化人類学 / モノ / 展示 / 保存 / 布 |
研究実績の概要 |
最終年度である今年度、出産に関わる研究中断や、転職・転居など、本研究課題申請時には予想していなかったことが相次いだが、年度後半には体勢を立て直し、海外調査を含め研究を遂行することができた。 具体的には、前年度の調査時に収集した資料を分析・整理し、それをふまえて12月から1月にかけて32日間、ドイツ共和国およびトルコ共和国において、オリエント絨毯の修繕と展示に関わる調査を行なった。調査では、両国の絨毯商を多数訪問調査し、聞き取りと観察を通して彼らの消費者および修繕師たちとのネットワークや、消費のトレンドの作られ方などについての情報を得た。また、トルコにおいては修繕師の集積地である中部スルタンハヌにおいて修繕工房および職人の集中的な調査を行ない、同地における修繕業の盛衰や、修繕技術の発達、また現在の産業を支えるネットワークのあり方や消費傾向への対処など、時間的・空間的な広がりのなかで彼らの修繕という営みを解明するデータを収集することができた。 本研究課題と密接に関わるふたつの人類学系の研究会において研究発表を行ない、関連分野の研究者との議論を通して今後の課題を見いだした。また、所属先と連携する東京都中央区からの要請で、本研究と関わるテーマで一般市民向けの講演を行なった。なお、前述の事情などにより初動が遅かったことなどから、本年度の研究成果は学術論文の形では未発表であるが、翌年度早い段階で発表するべく準備を進めているところである。 さらに、今後は修繕も含めた手織りオリエント絨毯業全体を、民族的モノとグローバルな現代的消費の関係から検討し、手工芸の現代における持続的発展を目指すための研究を展開する予定である。
|
現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|