研究課題/領域番号 |
12J08576
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川地 輝明 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | Secondary neurulation / Stem cell / 間充織上皮転換 / 尾部形成 / 体軸伸長 / 神経管形成 / 初期発生 / 尾形成 / 神経管 / 幹細胞 |
研究実績の概要 |
SN前駆細胞および神経上皮細胞におけるSox2の発現・局在の解析および神経分化における必要性の検証を行った。 SN前駆細胞におけるSox2の発現およびタンパク質局在の解析の結果、Sox2のmRNAのシグナルはtail budの背側のSN前駆細胞および分化した神経上皮細胞において特異的に検出された。しかし蛍光免疫染色の結果、Sox2タンパク質はSN前駆細胞全域の核で局在が検出された。また免疫染色の蛍光強度は、背側のSN前駆細胞および分化した上皮細胞で非常に強いシグナルで検出された一方で、腹側のSN前駆細胞においては微弱なシグナルしか検出されなかった。 昨年までの成果よりSN前駆細胞の分化においてSox2の十分性が示唆されたことから、必要性の検証を行った。Tet-on systemを用いて、tail budを形成後のSN前駆細胞にSox3HMGドメインにショウジョウバエ由来の転写抑制因子Engrailedから転写抑制ドメインを融合させた融合タンパク質を発現させた。その結果、control SN前駆細胞は正常にtail budおよび神経管で検出されたが、Sox3HMG-EnR発現SN前駆細胞はtail budから検出されなかった。中胚葉系細胞の前駆領域であるprimitive streakに同様の操作を行ってもcontrol細胞と挙動の差は見られなかったことから、SoxB1 familyの機能阻害によるtail budからの細胞の消失はSN前駆領域特異的であると考えられる。また、先述のSox2の発現・局在の結果と合わせて考えると、低いレベルでのSox2の発現はSN前駆細胞の生存に必要であり、Sox2の発現レベルが上昇することで神経管上皮細胞へ分化すると考えられる。 現在は、SN前駆細胞の生存・維持におけるSox2の働きについて解析を進めつつ、論文投稿に向けてデータをまとめている。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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