研究課題/領域番号 |
12J09161
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀 琢磨 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2014年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2013年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2012年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | フォノン熱伝導 / 熱電変換材料 / ナノ構造 / ボルツマン輸送 / モンテカルロ法 / 合金 |
研究実績の概要 |
本年度ではナノ多結晶構造におけるフォノンの実効的な平均自由行程を数値計算により求め,またそれにより熱伝導率への影響を考察した.ナノ構造におけるフォノンの実効的な平均自由行程を得るためには,ボルツマン輸送方程式とランダウアーの透過式から,ナノ構造へのフォノンの透過確率を求める必要がある.そこでレイトレーシング法を用いたフォノンの構造への透過シミュレーションを用い,平均自由行程の計算を行った.この方法の妥当性は理論解が明らかのあるナノワイヤにおいて確認をした.また,単純立方構造をした多結晶体,およびボロノイ図を用いたより複雑な形状をした多結晶体でシミュレーションを行った.これにより,粒径分布の広がりに伴って多結晶体中のフォノンの実効的な平均自由行程は長くなっていくことを定量的に示した.また,それらの平均自由行程の差が熱伝導率にどの程度反映されるか室温のシリコンを例に計算を行った.その結果,顕著な差は現れず,このことから熱伝導率の見積もりの際に単純立方構造による近似が有効であるという示唆を得た.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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