研究課題/領域番号 |
12J09278
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
長尾 洋也 東京工業大学, 情報理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | P2P / 構造化オーバーレイ / コンピュータネットワーク / 構造化オーバレイネットワーク / ネットワーク / ルーティング / アルゴリズム |
研究実績の概要 |
前年度、「構造化オーバレイアルゴリズムの拡張モデル」に基づくアルゴリズムの合成機構に対応した独自開発のシミュレータ上へ、GFRTアルゴリズムを実装した。今年度は、ノードグループを考慮するGFRTに加え、通信遅延を考慮するPFRTアルゴリズムの実装を実施した。これにより、前年度に設計したアルゴリズム拡張同士の機械的な合成手順を、具体的に実験することが可能となった。 実際にその実装に基づく合成アルゴリズムの評価実験および分析を通じて、アルゴリズムの合成に関するパラメータとして当初から検討していた「拡張を合成する順序」以外に「minimum throughパラメータ」という、拡張の適用の程度を調節するパラメータを導入することで、合成元アルゴリズムの性質が合成後のアルゴリズムに出現する程度を調節することが可能であることを発見した。 前述の合成フレームワークに基づき、PFRT-ChordとGFRT-Chordを合成したアルゴリズムを2種(GPFRT-Chord、PGFRT-Chord)、実際に設計・実装した。それぞれ、どちらの拡張を先に適用するか、という合成順序が異なる。合成後のアルゴリズムは、minimum throughパラメータを持つため、minimum throughパラメータを変化させて性質が意図通りに変化する(拡張の持つ性質の強弱の調節が可能である)ことを確認した。また、minimum throughパラメータの数値と経路長との関係に関する定理を証明した。 前年度、シミュレーションに基づく実験の効率の向上を目標にシミュレータを新規開発したことにより、ネットワークのグループや遅延の分布に関する条件を変更した分析実験や、条件を細かく変化させた大量の実験を、時間効率よく実施できた点が、合成アルゴリズムの分析に大きく寄与した
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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