研究課題/領域番号 |
12J09324
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西尾 祥子 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | パブリック・ビューイング / 日独比較 / オーディエンス研究 / メディア・イベント / グラウンデッドセオリー / 半構造的インタビュー / アイデンティティ / マス・コミュニケーション |
研究概要 |
本研究は、家庭でも見られるテレビ番組を公共の場で集団視聴する「パブリック・ビューイング」と呼ばれる21世紀の新しい集合行為を、日独オーディエンスの比較分析によって実態解明し、狭義には「メディア・イベント」研究の新たな理論構築を目指すものである。 本年度は、前年度までに行った社会調査を踏まえ、データの分析を完了させ、データと文献調査を踏まえた従来メディア・イベント論の問題指摘およびメディア・イベント論の新たな可能性について明らかにし、最終的には本研究の成果として博士学位論文を提出することが課題であった。 今年度行った具体的な研究内容は下記の通りである。 1. 博士学位論文の完成 : 博士学位論文「パブリック・ビューイング体験の日独比較分析-メディア・イベント論の再構築を目指して-」が、受け入れ研究機関である名古屋大学大学院国際言語文化研究科に受理され、申請者は平成26年3月25日に博士(学術)の学位を取得した。 2. 得られた成果についての国内外での学会発表等 学位論文として研究を完成させるにあたって、学会発表および学術論文の執筆によって自己の研究のフィードバックを受け、得られたアドバイスを最終的に博士学位論文に反映させることができた。 3. ドイツ地域における文献調査およびフィールドワーク 博士学位論文を完成させるにあたって、ドイツ地域にて文献調査およびフィールドワークを行った。 4. 異分野研究者への研究成果の共有 本研究によって得られた成果や、本研究が依拠するメディア論・社会学について、領域内だけではなく多様な分野の研究者と共有することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
順調に研究を完成させ、帰結として博士学位論文を提出し、学位を授与することができた。また、研究成果として、当初予定していなかった方法論に関する新たな可能性を副次的な成果として提案することができた。こうした成果は新年度以降、随時発表していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
博士学位論文において示した新たな方法論の提案・分析結果・解釈については、現段階で未発表の部分を多く含んでいるため、平成26年度以降学術論文として、あるいは口頭発表にて発表していく予定である。
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