研究課題/領域番号 |
12J10019
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
二階堂 行宣 東京大学, 社会科学研究所, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012 – 2014
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 国有鉄道 / 鉄道貨物輸送 / 運輸・交通政策 / 業務運営組織 / 官僚制 / 意思決定 / ミドル・マネジメント / オーラル・ヒストリー / 制度設計 |
研究実績の概要 |
採用第3年目(最終年)である2014年度は、(1)旧日本国有鉄道・JR関係の史料整理・公開活動、(2)国鉄に関する学術論文の投稿と博士学位取得論文の執筆、(3)研究成果のアウトリーチ活動、の3点を中心に研究活動を行った。 (1)前年度に引き続き、旧国鉄・JR関係史料の整理・公開活動に取り組んだ。特に、関東地方で発見した戦前~戦後にかけての鉄道貨物輸送関係史料(段ボール約240箱)について、所蔵法人から寄託を受けた上で整理作業を開始した。また、調査を海外でも展開し、米国国立公文書記録管理局および東日本旅客鉄道株式会社ニューヨーク事務所において関係史料を収集した。加えて、最高幹部クラスおよび実務者を中心とするオーラル・ヒストリーも27回実施し、その都度成果報告書を刊行した(非公開のものも含む)。 (2)1920~40年代にかけての国鉄貨物輸送業務に関する論文2本を学術雑誌『鉄道史学』『経営史学』に投稿、掲載された。これらは当該期の国鉄を事例に、大企業組織が外部環境変化に適応しつつ、組織形態や業務運営システムを変容させる過程を描写したものである。また、この枠組みを1970年代まで拡張し、ミドル・マネジメントの機能と役割を中心に整理した論文『日本における鉄道運輸システムの展開一国有鉄道貨物部門のミドル・マネジメントと情報構造一』を東京大学へ提出し、2015年3月に博士(経済学)の学位を取得した。 (3)過去3年間に農業史・アーカイブズ学の研究者と共同で実施してきた旧国鉄OB所蔵の史料調査活動を総括し、その成果について所在地自治体(鳥取県)に報告するとともに、現地放送メディアを通じて意義を紹介した。また、この過程で発見された東海道新幹線計画に関する内部史料は、開業50周年を機に実施された江戸東京博物館での企画展示へ出品し、史料の歴史的意義について一般向けに解説を執筆した。
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現在までの達成度 (段落) |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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