研究課題/領域番号 |
12J10424
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
知覚情報処理・知能ロボティクス
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
樋口 啓太 東京大学, 情報学環・学際情報学府, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 没入型環境 / 無人航空機 / テレプレゼンス / ヒューマンコンピュータインタラクション / 映像コンテンツ創成 |
研究実績の概要 |
本研究では,無人航空機に搭載したカメラや環境を三次元的に取得できるカメラを用いて,没入型環境といわれるコンピュータにより生成されたインタラクション環境における身体マッピングと拡張を実現する.本研究で提案する身体マッピングと拡張とは,人間の身体情報を適切に没入型環境の情報と対応付けることにより,直接的かつ身体の制約に縛られないインタラクションを実現するものである. 今年度では前年度から取り組んできた,人間と無人航空機の頭部位置同期による操作メカニズムにおける身体の拡張の研究において,身体拡張時の操作性と体験の差異に関する実験を実施した.実験により,身体拡張を行った場合,単純な移動タスクにおいては拡張を行っていない場合よりも操作性が高くなることを明らかにした.また,本成果は日本VR学会の論文誌に掲載された. また,米国マイクロソフトリサーチとの共同研究(インターンシップ)では,没入型環境における遠隔協調作業時の身体提示方法に関する研究に従事した.3つの身体提示手法を提案し,これまでの提示手法よりも効率的に身体的な情報を伝えられること,それぞれの提示手法に向いたユースケースなどを明らかにした.本成果はHCIにおける最高峰会議であるCHI2015に採択された. 最後に,人間の運動・生体情報を没入型環境型運動支援ゲームにマッピングするシステムを開発した.初期段階の実験を通して,生体情報マッピングがどの程度身体状態への理解を助けることができるか,どのような生体情報が適しているのかを議論した.本成果は,サイバーフィジカルシステムに関する国際会議であるCPSCom2014に採択された. 本研究の成果により、没入型環境を用いたコンテンツにおいて,人間の身体マッピングと拡張というインタラクション手法を取り入れることにより,無人航空機操作や遠隔共同作業,運動といった体験の向上が可能であることを示した.
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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