研究課題/領域番号 |
12J10507
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
門田 吉弘 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 特別研究員PD
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2012年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 分岐鎖アミノ酸 / 分岐鎖α-ケト酸脱水素酵素(BCKDH) / BCKDH複合体(BCKDC) / BCKDHキナーゼ(BDK) / 耐糖能 / 部位特異的ノックアウト / BCAA / BCKDH複合体 / BDK / Cre-loxPシステム |
研究概要 |
分岐鎖α-ケト酸脱水素酵素(BCKDH)キナーゼ(BDK)は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)代謝における律速酵素であるBCKDH複合体を不活性化することで、BCAAの過度な分解を抑制している。骨格筋は、他の組織と比較してBDKの活性が高いことから、BCAAの貯蔵器官として機能していると考えられている。本研究では、筋肉特異的にBDKをノックアウトしたマウス(筋特異的BDK-KOマウス)を作製し、骨格筋および心筋におけるBCAAの欠乏がグルコース代謝に対してどのような影響を示すのかを検討することを目的としており、今年度は平成24年度に作製が完了した、筋特異的BDK-KOマウスの特徴解析およびグルコース代謝への影響を調べた。 筋特異的BDK-KOマウスおよびコントロールマウスを10週齢時に屠殺し、血液、骨格筋、心臓を採取した。筋特異的BDK-KOマウスにおける、骨格筋および心臓中のBCAA含量を測定した結果、コントロールマウスの約4筋にまで減少していた。また、筋特異的BDK-KOマウスの血漿BC飴濃度は、コントロールマウスの約70%にまで減少していた。これらの結果より、筋特異的なBDKのノックアウトによって、骨格筋および心臓におけるBCAAが欠乏することが確認された。また、屠殺時の骨格筋および心臓の組織重量に変化はなく、骨格筋および心臓中のタンパク質濃度にも影響は見られなかった。 20週齢の筋特異的BDK-KOマウスおよびコントロールマウスに対して糖負荷試験を実施したが、両群の間に変化は認められなかった。しかし、30週齢時において実施した糖負荷試験においては、コントロールマウスと比較して、筋特異的BDK-KOマウスの耐糖能が低下する傾向が確認された。
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今後の研究の推進方策 |
(抄録なし)
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