研究課題/領域番号 |
12J40037
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 早稲田大学 (2014-2015) 二松學舍大學 (2012-2013) |
研究代表者 |
仙石 知子 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2012年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 毛宗崗本 / 『三国志演義』 / 忠 / 女性 / 義・忠・孝 / ジェンダー / 中国近世 / 明清小説 |
研究実績の概要 |
毛宗崗本『三国志演義』に表現された女性像と、その背景となっている清代初期の女性に対する社会通念を追究し、その結果を『毛宗崗本『三国志演義』における女性像の表現』として刊行することが研究の目的である。 本年度は、「毛宗崗本『三国志演義』における徐庶の母と忠」を公刊した。その内容は、以下のとおりである。劉備に仕えていた徐庶は、曹操に母を捕らえられ、劉備のもとを離れて曹操のもとに赴く。徐庶の行動は、忠よりも孝を優先させたことになる。毛宗崗本は、徐母の忠を強調するあまりに、徐庶の孝を貶めている李卓吾本の表現を改め、忠と孝の狭間に苦しむ徐庶の葛藤を救い出し、何のためらいもなく徐庶を送り出す劉備の仁に傷がつかない配慮をしている。こうして、毛宗崗本は、三絶と位置付ける曹操・関羽・諸葛亮の人物像を明確に描くとともに、漢を代表する劉備の「仁」の属性も明確にするため、忠の表現を工夫しているのである。以上である。 このほか、「中国小説における「女をさらう猿」の展開」を『日本中国学会報』に投稿し、10月に掲載された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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