配分額 *注記 |
263,900千円 (直接経費: 203,000千円、間接経費: 60,900千円)
2003年度: 63,700千円 (直接経費: 49,000千円、間接経費: 14,700千円)
2002年度: 97,500千円 (直接経費: 75,000千円、間接経費: 22,500千円)
2001年度: 102,700千円 (直接経費: 79,000千円、間接経費: 23,700千円)
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研究概要 |
情報伝達の分子機構を構造の視点から理解することを目的として研究を進め、主に以下の成果を得た。 1)水チャネルAQP4を大量発現し、結晶化して、構造解析を行った。AQP4が結晶性アレイ構造を取る機構と細胞接着機構を解明した。2)アセチルコリン受容体の4Å分解能での構造解析から、そのゲーティング機構を解明した(J.Mol.Biol 319,1165-1176(2002),Nature,423,949-955(2003))。3)電圧感受性Na^+チャネルの構造を単粒子解析法で解析した(Nature,409,1047-1051(2001))が、同様の手法に独自に開発した粒子拾い上げプログラムを付加して(J.Struct.Biol.136,227-238(2001))、IP_3受容体の立体構造を解析した(J.Mol.Biol.,336,155-164(2004))。4)Homer分子の立体構造を解析してスイッチ機構のモデルを提案し(J.Mol.Biol.,318,1117-1126(2002))、この分子を活用することで、任意の膜蛋白質を局在させて精製できる技術(Co-LET法と命名)を開発した(BBRC,295,756-765(2002))。5)カベオリン1との相互作用によるET_BRのシグナル伝達制御機構を解明した(Eur.J.Biochem.,270,1816-1827(2003))。ロドプシンを2.6Å分解能で構造解析した(Proc.Natl.Acad.Sci.USA,99,5982-5987(2002))。また、コネキシン26の変異体の解析(J.Biol.Chem.,278,1807-1816(2003))、PSD-95の局在化機構解析を行った(J.Biol.Chem.,277,3640-3646(2002))。
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