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転写コアクチベーターMBFによる転写活性化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 13014219
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

上田 均  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60201349)

研究分担者 広瀬 進  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (90022730)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2001年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード転写コアクチベーター / TBF / FTZ-F1 / 転写制御 / タンパク質間相互作用 / FTZ
研究概要

1、転写コアクチベーターMBFによる転写活性化機構の解析
TDFによる転写活性化に MBF1 が関与するか調べるため、ショウジョウバエを用いて遺伝学的解析をおこなった。その結果、MBF1 変異株は tdf 変異株での気管形成異状と神経系形成異常を増強することが判明し、生体内での TDF による転写活性化に MBF1 が関与することが強く示唆された。次に、生体内で TDF、MBF1 そして TBP が相互作用しているか免疫沈降法で解析をおこなったところ、MBF1 を介して TDF と TBP が相互作用することが示唆された。さらに、唾腺染色体を TDF、MBF1、TBP 抗体で染色したところ、同一の染色体部位において TDF、MBF1、TBP 抗体での染色が観察された。以上のことから、TDF-MBF1-TBP は、生体内で実際に相互作用し、転写活性化にかかわっていると考えられた。
2、FTZ-F1 のコアクチベーターとしての FTZ の FTZ-F1 への相互作用様式の解析
リガンドが不明のオーファン型の核内レセプターである FTZ-F1 と体節形成遺伝子産物 Fushi tarazu (FTZ) の結合様式の解析をおこなった。FTZ-F1 のリガンド結合ドメインの helix3-5 と推定される領域にアミノ酸に置換が生じた変異体を作成し、FTZ との結合能を調べたところ、この領域のアミノ酸置換で、FTZ との結合能が著しく低下した。この領域は、は、哺乳動物で知られているリガンド依存的に核内レセプターが、その転写コアクチベーターp160 family 因子と結合する際の相互作用部位であることが示されており、AF-2 core 領域および LXXLL 配列依存的に結合することを考えあわせると、両者は同様の相互作用様式で結合すると推定された。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tiga Suzuki: "Segmentation gene product Fushi tarazu is an LXXLL motif-dependent coactivator for orphan receptor FTZ-F1,"Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 98. 12403-12408 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] Tomoko Yabuki: "A novel growth-related nuclear protein binds and inhibits rat aldolase B gene promoter"Gene. 264. 123-129 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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