研究課題/領域番号 |
13016218
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
辻村 亨 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (20227408)
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研究分担者 |
菱田 繁 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (10068463)
寺田 信行 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50150339)
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研究期間 (年度) |
2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / c-kitレセプター・チロシンキナーゼ / 骨髄移植 / Ws / Wsラット / 肝再生 / SP細胞 / Bcrp1 / ABCG2 / W / W^vマウス |
研究概要 |
(1)Hoechst 33342色素を用いて細胞周期アッセイを行うとG0/G1よりもさらに暗い部分にHoechst陰性の細胞集団(Side Population細胞)が観察され、骨髄ではSP細胞の中に最も未熟な幹細胞が存在することが示されている。最近、SP細胞の表現型はATP binding cassette transporter Bcrp1/ABCG2分子によって色素が細胞内から汲み出される性質に拠ることが報告された。そこで、oval細胞にBcrp1が発現しているのかどうか検討するためにラットのBcrp1 cDNAを単離した。2-アセチルアミノフルオレン投与と部分肝切除を行ないoval細胞の発生を促すと、Northern blot法により肝臓におけるBcrp1 mRNAの発現はoval細胞の出現とともに上昇することがわかった。in situ hybridization法を行うと、Bcrp1の発現はoval細胞に一致していた。肝幹細胞や肝臓に生着した造血幹細胞に起源を発する多分化能細胞を単離するための方法としてSP細胞の表現型は有用であることが示唆された。 (2)ubiquitousにgreen fluorescent protein(GFP)が発現すると考えられているchicken β-actin promoter-GFPトランスジェニック(Tg)マウス[C57BL/6-TgN(act-EGFP)Osb1]の骨髄細胞をc-kitミュータント・W/W^vマウスに移植し、その肝臓におけるGFP陽性細胞の出現と分布を病理組織学的にしらべた。骨髄移植1ヶ月後の肝組織ではグリソン氏鞘周囲にGFP陽性細胞が出現し、四塩化炭素や抗Fas抗体を投与することにより肝障害を促すと類洞に沿ってGFP陽性細胞が観察された。骨髄細胞の中には類洞内皮細胞へ分化できる能力をもつ細胞が存在する可能性がある。
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