研究課題/領域番号 |
13019102
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 高知女子大学 |
研究代表者 |
橋尾 直和 高知女子大学, 文化学部, 助教授 (00244400)
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研究分担者 |
梅野 光興 高知県歴史民俗資料館, 主任学芸員
坂本 正夫 高知県歴史民俗資料館, 館長
五百蔵 高浩 高知女子大学, 文化学部, 助教授 (00254607)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 限界集落 / 音響分析 / テンス・アスペクト / 可能表現 / とりたて詞 / 民具方言呼称 / 言語・民俗 / 高知県 / 音響的特徴 / ピッチ領域 / 進行相・結果相 / 能力可能・状況可能 / 可能助動詞「サル」 |
研究概要 |
本研究の成果は、研究報告書『消滅に瀕した高知県限界集落の言語・民俗II』に掲載している。 「高知県梼原町における音声の特徴-高知市方言との比較から-」においては、梼原町方言音声と高知市方言音声を音響分析により比較分析した。梼原町方言・高知市方言の両方言においてガ行-ダ行音の語頭で前鼻音が観察された。 「高知県梼原町文丸のテンス・アスペクト」においては、文丸方言のテンス・アスペクトを体系的に記述している。前号掲載の物部村岡ノ内方言との相違点も述べている。 「高知県梼原町方言の可能表現-中村市方言との比較-」においては、梼原町方言と中村市方言の体系的比較とともに、可能助動詞「サル」の用法について考察している。 「高知県梼原町方言のとりたて詞-「ばかり」を中心に-」においては、とりたて詞の方言形「バー」の意味・用法を中心に記述している。 「高知県梼原町の生活語-茶や谷の民具方言呼称と習俗-」においては、茶や谷の民具のデジタル写真を掲載し、その方言呼称のカタカナ表記とIPA表記を施し、用法と習俗について解説している。 「高知県限界集落の民話」においては、土佐民話の会主宰の市原麟一郎氏による民話音声をCD-ROMに収録し、本文にカタカナ表記で著した。
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