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現職教師支援の多目的遠隔教育・学習の方略とデザインの評価

研究課題

研究課題/領域番号 13020228
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

成田 滋  兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10172587)

研究分担者 森広 浩一郎  兵庫教育大学, 学校教育学部, 講師 (40263412)
西村 治彦  兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (40218201)
長瀬 久明  兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (10127269)
永田 智子  兵庫教育大学, 学校教育学部, 講師 (10283920)
研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2001年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード遠隔教育 / オンラインコース設計 / 現職教師の研修
研究概要

現職教師の研修を意図する多目的遠隔教育・学習の方略とデザインとしては、オンラインコース設計と演習を実践する過程で次のような要件が必要であることが判明した
A 学習者の遠隔教育でのオンライン学習への動機を考慮する
学習者はさまざまな学習への動機を有する。そうした学習者個人の学習ニーズを考慮したオンラインコース設計が望まれる。学習者の立場からは、次のような姿勢が必要となる。
1)知識伝授から、知識創造・構築の態度、2)高い自己動機と協調的学習への志向、3)基本的なコンピュータスキル、4)オンライン学習への質的な高い期待
B 学習者環境を事前に想定する
学習者の学習環境、とりわけネットワーク利用の環境などはさまざまであることが予想される。従って、次のような点を考慮する。
1)自宅、学校、あるいは職場でのオンライン接続、2)対面でない学習に対する信頼、3)自己動機と自己統制の能力4)読解と文書作成の能力、5)学習過程での批判的見地と表現の能力、6)遠隔在住・在勤、クラス参加への時間的困難性
C 設計者に要求される力量
遠隔教育のコース設計には、なによりもコース設計者の哲学とポリシー、及び力量が要求されるところである。コース設計者に要求される資質は次のようなことと考えられる。
1)継続的なオンラインでの遠隔アクセス性、2)高い情報発信能力、電子出版との親和性、3)情報検索、再構成にかかわるスキル、4)電子メールの効果的な日常活用能力、5)著作権・プライバシー保護の理念と実践力6)オンラインツールに対する精通、7)基本的なネットワーク概念理解と操作能力
D 設計者の役割
遠隔教育のコースを設計するものは、学習者の多様な学習環境に備えるとともに、学習過程をトラッキングできる者である。トラッキングのために、以下のような支援体制をとる。
1)学習素材を【人】・【教材】・【考え】・【方略】などで統合、2)オブジェクトを目的に応じてオンラインで提供3)学習過程を「つなぐ」こと、4)随時、学習素材を更新したり、再構成すること、5)その過程で様々な支援をすること、6)支持、肯定、再検討、提案

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shioeru Narita, Koji Shino: "Evaluation of Asynchronous Online Discussion Pedagogies in the Web-Based Instructions in Teacher Education Institution"日本教育工学会 第17回講演論文集. 835-836 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 成田 滋: "現職教師支援の多目的遠隔教育・学習の方略とデザインの評価"科学研究費補助金特定領域研究(A)研究成果報告書. 1-43 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 筱 更治, 成田 滋: "高等学校での対面学習を補完する遠隔学習環境の活用とその効果"日本教育工学会 第17回講演論文集. 55-56 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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