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英語学習者音声コーパスの作成と利用に関する応用的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13020242
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関東海大学

研究代表者

朝尾 幸次郎  東海大学, 文学部, 教授 (40102462)

研究期間 (年度) 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード英語 / 英語教育 / コーパス / 学習者コーパス / 音声コーパス
研究概要

1.研究の概要
この研究では2000年度に行った「英語学習者音声コーパスの作成と利用に関する基礎的研究」を発展させ、音声コーパスの分析を通して日本人英語学習者の言語習得の過程とその特性を考察した。
2.主な知見
(1)話しことば、書きことばコーパスをテキストの性質という点から比べるため、タイプ/トークン比を算出した。比較は1,000語あたりに換算したもので行った。その結果は、話しことばコーパス32.80、書きことばコーパス33.50であった
(2)話しことば、書きことばの区別で言えば、タイプ/トークン比は母語話者であれ、外国語学習者であれ、きわだった差はみられない。母語話者、外国語学習者とも、書きことばの方ややや数値が高めに現れる傾向がある。
(3)明確に違いが認められるのは母語話者、外国語学習者の間である。話しことばでは約6ポイント、書きことばでは約8ポイントの違いがある。日本人が書いたり、話したりする英語は母語話者のものに比べて語彙のバラエティーが乏しく、同じ語の繰り返しが多いと言える。
(4)話しことばと書きことばについて、母語話者と日本人英語学習者の間に違いがみられる。母語話者のタイプ/トークン比の差が2.5であるのに対して、日本人英語学習者の場合は0.7である。日本人英語学習者の0.7という数値は、話しことばと書きことばで使用語彙にあまり差がみられないことを示している。
(5)顕著な違いとして現れたのが日本人英語学習者における過剰使用、過小使用の例である。過剰使用が見られるものはto I,so,very,many,think,like,no,because、過小使用が見られるものはthe,of,have,that,on,with,not,this,or,which,as,say,will,would,canなどであった。

報告書

(1件)
  • 2001 実績報告書

URL: 

公開日: 2001-04-01   更新日: 2018-03-28  

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